オフィスのゾーニングとは?
メリットや設計のポイント・事例を紹介

2026年4月7日公開
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  • コミュニケーション
  • レイアウト
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近年のオフィスでは、集中作業やオンライン会議、打ち合わせ、来客対応など、さまざまな業務が同時に行われています。しかし、異なる用途の仕事を同じ空間で行うと、「話し声が気になる」「会議場所が足りない」といった課題が生じることも少なくありません。

こうした課題を解決する考え方が「オフィスのゾーニング」です。本記事では、オフィスのゾーニングの基本的な考え方から、導入するメリット、検討したい代表的なスペース、設計のポイント、事例までをわかりやすく解説します。

1. オフィスのゾーニングとは?

オフィスのゾーニングとは、オフィス空間を用途や働き方に応じて区分けする考え方のことです。スペースごとの機能や目的、セキュリティレベルなどに合わせてエリアを整理し、配置の方向性を決めていく一連の作業を指します。

例えば、静かに集中したい業務と、会話をしながら進める打ち合わせでは、求められる環境が異なるでしょう。すべてを同じ執務スペースで行おうとすると、音や視線が気になり、働きにくさにつながることがあります。そこで、業務内容に合わせて空間を分け、それぞれに適した環境を整えるのがゾーニングの基本的な考え方です。

近年は、ハイブリッドワークの普及やオンライン会議の増加により、オフィスで行われる業務の種類は多様化しています。こうした変化に対応するためにも、オフィスのゾーニングは欠かせません。

2. ゾーニングとレイアウトの違い

ゾーニングと似た言葉に「レイアウト」があります。レイアウトが机や会議室などの"配置"を指すのに対し、ゾーニングは「その空間をどのような目的で使うのか」という"役割"を整理することを意味します。言い換えると、レイアウトは目に見える形の設計、ゾーニングはその前段階にある考え方の整理です。

オフィスづくりでは、まずゾーニングでスペースごとの役割を定め、その上で具体的なレイアウトや必要な設備を検討していきます。役割が曖昧なまま配置を決めてしまうと、後から修正することは容易ではありません。そのため、設計初期の段階でゾーニングを丁寧に行うことが重要です。

3. オフィスのゾーニングを行うメリット

オフィスのゾーニングは、働き方に合わせて空間の役割や配置を整理することで、さまざまなメリットがあります。ここでは、オフィスのゾーニングによって得られる主なメリットを見ていきましょう。

業務に集中しやすくなる

ゾーニングを行う最大のメリットのひとつが、業務に集中しやすい環境を整えられることです。すべての業務を同じ執務スペースで行う場合、周囲の会話やオンライン会議の音が気になり、作業が中断されてしまいます。こうした小さな中断の積み重ねは、思考の分断や作業効率の低下につながりかねません。

そこで、集中作業を行うエリアと、会話やオンライン会議を行うエリアをゾーニングすることで、互いの業務が干渉しにくくなります。例えば、電話やオンライン会議用のブースを設ければ、話す側は周囲を気にせず発言できるだけでなく、周囲の人も音に悩まされにくくなるでしょう。さらに、静かな環境を確保したスペースがあれば、資料作成や分析業務など、深い集中を要する作業にも取り組みやすくなります。

業務内容に応じて適切な場所を選べることは、作業効率の向上や生産性の安定につながる大きなメリットです。

コミュニケーションの質が高まる

オフィスのゾーニングによって、打ち合わせや相談を行うエリアを明確にすることで、質の高いコミュニケーションが自然と生まれやすくなります。執務席では集中している人も多いため、声をかけるタイミングをためらうこともあるでしょう。対話を前提としたスペースがあれば、相談や確認を適切な場所で行えるようになり、必要なコミュニケーションが滞りにくくなります。

また、目的に応じたエリアを整備することも重要です。例えば、カジュアルに立ち寄れるオープンスペースは、部署や役割を越えた偶発的な会話を生みやすく、新たな視点や気づきを得るきっかけになります。一方で、チームで集まり議論を深めるためのスペースがあれば、意見を整理し、検討を重ねながら合意形成へとつなげることができます。

このように、偶発的な交流を促す空間と、議論を深化させる空間をバランスよく設けることが、コミュニケーションの質を高める上で重要なポイントです。

情報セキュリティ対策を強化しやすくなる

オフィスのゾーニングは、情報セキュリティ対策の観点からも重要です。来客エリアと執務エリアを明確に分けたり、機密情報を扱う部門を特定のゾーンに集約したりすることで、情報へのアクセスを適切にコントロールし、不要な接触や情報漏洩のリスクを抑えやすくなります。

また、エリアごとに入退室の制限を設けたり、セキュリティレベルに応じた設備を導入したりといった対策も、ゾーニングを前提にすることで計画的に進められます。オフィスのゾーニングは、生産性とセキュリティを両立させるための重要な視点といえるでしょう。

4. オフィスのゾーニングで検討したい代表的なスペース

オフィスのゾーニングを検討する際は、「どのような用途のスペースが必要か」を整理することが重要です。業務内容や働き方によって求められる空間は異なりますが、多くのオフィスで共通して検討したい代表的なスペースがあります。

ここでは、オフィスのゾーニングを考える上で基本となる代表的なスペースを紹介します。

執務スペース

執務スペースは、社員が日常的に業務を行うオフィスの中心となるエリア。多くの企業ではデスクワークを行う場所として必ず設けられるため、オフィスのゾーニングを検討する際も、この執務スペースを基準にほかのエリアの配置を考えていくことが一般的です。周囲のスペースとの関係性も踏まえて計画することで、より効率的に業務を進められるようになります。

例えば、近年は執務スペースの中に集中作業スペースやオープンな交流スペースを設けるケースも増えています。業務内容に応じて即座に使い分けられる環境を整えることで、オフィス全体の働きやすさを高めるのです。

集中作業スペース

資料作成や企画立案、データ分析など、集中力を必要とする業務のためのスペースです。オープンな執務エリアでは、周囲の会話や人の動きが気になり、思考が中断されてしまうことも少なくありません。こうした影響を受けにくい環境を確保することが、業務効率の向上につながります。

集中作業スペースは、執務エリアの中でも比較的静かな場所に配置したり、パーティションや家具でゆるやかに区切ったりすることで実現できます。さらに個室型のブースや半個室を設けると、オンライン会議や機密性の高い業務にも対応可能です。

コミュニケーションスペース

チームでの打ち合わせやちょっとした相談、部署を越えた情報交換などを行うためのスペースです。対話を前提としたエリアを設けることで、執務席での会話による周囲への影響を抑えつつ、必要なコミュニケーションを円滑に行えるようになります。

コミュニケーションスペースには、会議室のように目的を持って集まる場所だけでなく、オープンなミーティングエリアやカジュアルに話せるラウンジスペースなど、さまざまな形態があります。用途や人数に応じて使い分けられる設計にすることで、短時間の相談から本格的な議論まで柔軟に対応可能です。

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会議室・打ち合わせスペース

複数人での会議や来客との打ち合わせなどに使用するスペースです。参加人数や用途に応じて大小さまざまな会議室を用意することで、必要以上に広い部屋を占有する無駄を防ぎ、スペースの有効活用にもつながります。

また、近年はオンライン会議の増加により、モニターやカメラ、マイクなどの設備を整えることが欠かせません。音響や照明環境にも配慮することで、対面とオンラインの双方にとってストレスの少ない会議環境を実現できます。

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WEB会議・電話用スペース

近年のオフィスでは、オンライン会議や電話対応に特化したブースや半個室のスペースも欠かせません。周囲に声が漏れにくく、外部の音が入りにくい環境を整えることで、会議の内容が聞き取りやすくなり、参加者双方にとってストレスの少ないコミュニケーションが可能になります。

また、使いたいときにすぐ利用できる配置と十分な数を確保することも重要です。執務席からアクセスしやすい場所に設置すれば、業務の流れを止めずに活用できる環境が整います。

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リフレッシュスペース

休憩や気分転換を目的としたスペースも、オフィスには欠かせません。飲み物を飲みながら一息ついたり、短時間の雑談をしたりできる場所があることで、オンとオフの切り替えがしやすくなります。業務の合間に気持ちを整える時間を持つことは、集中力の回復にもつながるでしょう。

リフレッシュスペースは、執務エリアとは適度に距離を取りつつも、アクセスしやすい位置に配置することがポイントです。リラックスできる家具や照明、素材感に配慮することで、心理的に落ち着ける環境を整えられます。

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来客エリア

エントランスや応接スペースなど、来客が利用するエリアも重要なゾーンです。執務エリアと明確に分けることで、情報へのアクセスを適切に制御しやすくなり、セキュリティ対策の強化につながります。来客の動線が執務スペースを通らないように設計すると、業務への影響を抑えつつ、安全でスムーズな案内が可能です。

来客エリアが整理されていると、職場環境の整備状況や情報管理への配慮を対外的に示すことにもなります。来客エリアの適切なゾーニングは、信頼性と効率性の双方を支える基盤といえるでしょう。

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5. オフィスのゾーニングをする際のポイント

オフィスのゾーニングは、ただ空間を区切ればよいというものではありません。実際の働き方や業務内容に合ったゾーニングでなければ、かえって使いにくいオフィスになってしまうこともあります。ここでは、ゾーニングを検討する際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

働き方をもとにゾーンを考える

ゾーニングを考える際には、「どんな働き方をしているか」を把握することが重要です。部署ごとの業務内容や、集中作業と打ち合わせのどちらが多いのかといった実態を整理することで、どのようなゾーンをどの程度設けるべきかが見えてきます。

例えば、オンライン会議が多い部署であればWEB会議用スペースの確保が重要になりますし、チームでの議論が中心であれば、ミーティングエリアの充実が求められるでしょう。現状のオフィスの使われ方を確認しないままゾーニングを進めてしまうと、利用されないスペースが生まれたり、必要な機能が不足したりするおそれがあります。

まずは実態を把握した上で計画することが、使いやすいオフィスづくりの出発点です。

動線を意識して配置する

ゾーン同士の位置関係、つまり「動線」を意識することも重要なポイントです。誰がどのスペースをどの程度利用するのかを踏まえて配置を検討することで、日常的な移動の負担を減らせます。

例えば、頻繁に打ち合わせを行う部署同士が離れすぎていると、移動の手間が増え、業務効率の低下につながる可能性があります。一方で、静かな環境が求められる集中スペースの近くに、にぎやかなコミュニケーションスペースを配置してしまうと、十分な効果が得られないかもしれません。

人の動きや音の影響を踏まえながらゾーンを配置することは、働きやすさと快適性を両立させる上で欠かせません。ゾーニングを検討する際は、空間の役割だけでなく、そのつながり方にも目を向けることが大切です。

セキュリティレベルを踏まえてゾーンを分ける

オフィスのゾーニングでは、用途だけでなく「誰が出入りできるか」という視点も重要です。来客が利用するエリア、社員のみが使用する執務エリア、機密情報を扱う部門のエリアなど、セキュリティレベルに応じて空間を分けることで、情報管理がしやすくなります。

例えば、来客エリアと執務エリアを明確に分けると、社外の人は業務スペースに自由に立ち入れません。また、重要なデータや書類を扱う部署を専用のゾーンに集約すれば、入退室管理やアクセス制限といった対策も計画的に講じやすくなるでしょう。

このように、セキュリティの観点を踏まえてゾーンを整理すれば、情報漏えいリスクの低減だけでなく、組織全体の信頼性向上にもつながります。

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将来の変化に対応できる可変性を持たせる

組織の規模や働き方は、時間とともに変化していきます。人員の増減や部署の再編、働き方の多様化などが進む中で、現在の状況だけを基準に固定的なゾーニングを行うと、将来的に使いにくくなる可能性も否定できません。

そのため、家具の配置によって柔軟に区画を変更できるようにしたり、多目的に活用できるスペースを設けたりと、可変性を持たせる工夫が重要です。ゾーニングを検討する際には、「今の最適解」だけでなく、「これからの変化」にも目を向けましょう。変化に対応できる設計は、オフィスの価値を長期的に維持することにつながります。

6. オフィスの課題に応じてゾーニングを見直したオフィスの事例

ここでは、実際にゾーニングを取り入れたオフィス事例を紹介します。働き方や目的に応じてどのように空間を分け、配置しているのかに注目することで、自社のオフィスづくりのヒントが見えてくるでしょう。

目的別のゾーニングと回遊動線で実現する「働く場所を自分で選べる」オフィス

株式会社ウェルパーク 様

株式会社ウェルパーク 様では、テーマを「働く場所を自分で選べるオフィス」として、固定席だったオフィスにABW、フリーアドレスを導入し、環境整備に取り組みました。目的別にエリアをゾーニングし、回遊性のある動線を軸に構成することで、「店内を巡って気になる商品を探すように座席を選ぶ」という発想を空間設計に重ねています。

執務エリアは、壁を設けず広がりを感じさせる空間設計。床材の貼り分けやデスクタイプの違いによって、集中と交流のエリアをゆるやかに分けています。役員席以外はすべてフリーアドレスとし、業務内容や気分に合わせて席を選べる構成です。

執務エリア

また、最大200人規模の店長会議を想定した大会議室は、可動式間仕切りによって3分割が可能で、通常時と大規模利用時で使い分けができます。リフレッシュエリアも、ランチや休憩だけでなく打ち合わせや懇親会など多用途に活用できる空間として計画されています。

目的に応じてエリアを整理しながら、フロア全体をシームレスにつなぐことで、多様な働き方にフィットする本社オフィスを実現している事例です。

会議室
リフレッシュエリア

店内で商品を選ぶように席を選ぶ、ドラッグストアの本社オフィス|株式会社ウェルパーク

「発見・発信・吸収」のサイクルを生み出すゾーニング

株式会社エスユーエス 様

株式会社エスユーエス 様では、社員同士の共創を加速させる環境づくりを目指し、「発見・発信・吸収」のサイクルを実現するオフィスへと刷新しました。部署ごとの固定席運用から見直し、交流が生まれやすい構成へとゾーニングを再設計しています。

執務エリアの中央には、大会議室「Classroom」を配置。普段はミーティングスペースとして開放され、時にはエンジニアの研修の場としても利用されています。壁を設けず執務エリアとシームレスにつなぐことで、人の往来がしやすくなり、執務スペースにいる社員も話しかけやすい環境を実現しています。

その一角にあるチームリビングエリアは、主にチームメンバーとコミュニケーションをとりながら、プロジェクトの打ち合わせや作業などを行う場所です。グリーンを多く使ったリビングテイストの空間は、社員がみずから集まりたくなる雰囲気があります。

大会議室「Classroom」

その周囲には、フリーアドレス制の執務エリアを展開。窓に面した外向きのカウンター席やクローズドな個室ブースを点在させ、集中と交流を社員が自由に使い分けられる構成としています。ビッグテーブルやハイテーブルでは共同作業や打ち合わせが行われ、用途に応じて働く場所を選べる環境が整えられています。

このように、オープンに情報が行き交う中央ゾーンと、集中できるスペースを連続的に配置するゾーニングによって、「発見・発信・吸収」の循環を空間全体で支えているのです。

執務エリア
チームリビング

社員同士の盛んな交流をブランディングに昇華するオフィス|株式会社エスユーエス

営業拠点ならではの「安心」と「革新」を体現するゾーニング

株式会社アイネス 様

株式会社アイネス 様では、新たな営業拠点を開設し、「お客さまとつながる場」としての機能を強化するため、オフィス環境を刷新しました。ブランディングと働きやすさを両立させることを目指し、来客対応と執務環境の双方を見直しています。

エントランスでは、LED映像と光による演出で「革新」を表現。その先に広がる来客エリアは、上質なデザインとホスピタリティにあふれた空間として設計されています。大小の会議室はいずれもガラス張りで透明性を感じられる一方、カーテンによって視線を遮ることも可能な、開放性と配慮を両立した構成です。

営業拠点という性格を踏まえ、来客エリアは手前に、執務エリアはその奥に配置。来訪者の動線と業務スペースを整理することで、機密情報への配慮やセキュリティ面にも対応しています。

エントランス
会議エリア(中会議室)

執務エリアでは、窓側を他拠点社員向けのサテライトエリア、内側を東京本社所属社員のエリアとし、用途に応じてゾーニング。背の低いロッカーや収納棚によって空間の一体感を保ちながら、さりげなくエリアを分けています。フリーアドレスとABWを導入することで、営業社員の機動性を高めながら、交流と集中を両立する環境を整えました。

来客動線と執務動線を整理し、用途に応じてエリアを分けることで、営業拠点としての機能性と安心感を備えたオフィスを実現している事例です。

執務エリア

来客に驚きと感動をもたらす、新たな営業拠点|株式会社アイネス

エンジニアの集中とやすらぎを両立するゾーニング

株式会社エスケイケイ 様

株式会社エスケイケイ 様では、ハイブリッドワークの定着を背景に、固定席からフリーアドレスへの転換を進める中で、什器の老朽化や会議室不足といった課題が明らかになり、本社オフィスを改装。開発に適した機能性と、社員がリフレッシュできる環境を両立する空間へと再構築しました。

新オフィスでは、「集中もやすらぎも叶える、成長と発展の拠点」をコンセプトに、用途に応じて明確にゾーニング。交流エリアは木や布など有機的な素材や明るい色を取り入れ、心がほぐれるリラックス空間に。カフェスペースとは床材を変えることでゆるやかにゾーニングし、オンとオフを自然に切り替えられる構成です。ランチや休憩、打ち合わせ、懇親会の場としても機能する、人が集い、つながりが広がる場所となっています。

交流エリア

一方の執務エリアは、交流エリアと対照的に、落ち着いたトーンで整えられた集中空間です。デュアルモニターを置いても圧迫感のないデスクや、一部に採用された電動昇降デスクなど、開発業務に適した機能性を備えています。全席フリーアドレスとすることで、働き方の自由度と効率を高めました。

さらに、執務エリアの一角には、フレームと可動式パネルで構成された「やぐらスペース」を設置。大人数での定例会から少人数の打ち合わせまで柔軟に対応できる可変性の高い空間として、ワイガヤの議論から集中した打ち合わせまで対応できる環境を整えました。

機能性とやわらかさを明確に分けながら、必要に応じて行き来できる構成とすることで、成長と発展を支える開発拠点を実現しています。

執務エリア
執務エリア(やぐらスペース)

集中とリラックスを行き来できる、エンジニアの開発拠点|株式会社エスケイケイ

7. オフィスのゾーニングは「働き方」と「安心」を支える土台

オフィスのゾーニングは、単に空間を区切ることではなく、働き方に合わせて環境を整えるための考え方です。集中しやすい場所、話しやすい場所、安心して来客を迎えられる場所など、それぞれの役割を持った空間を計画することで、オフィス全体の使いやすさは大きく変わります。また、ゾーニングは業務効率やコミュニケーションの改善だけでなく、セキュリティの強化や情報管理のしやすさにも直結します。適切に区分けされたオフィスは、安心して業務に取り組める環境づくりにつながるのです。

「働きやすさ」と「安心感」がそろった環境は、社員が会社に対して前向きな気持ちを持ちやすく、こうした日々の積み重ねが企業への信頼や愛着を育み、エンゲージメントの向上へとつながっていきます。「どのような働き方を実現したいのか」「どのような環境であれば、社員が安心して力を発揮できるのか」、こうした視点から空間を見直すことが、これからのオフィスづくりにおいて重要な一歩になるでしょう。

まずはオフィスづくりの基本から整理したい方へ、以下の資料をご用意しております。こちらもぜひご活用ください。

よくある質問

Q:オフィスのゾーニングとは何ですか?

A:オフィスのゾーニングとは、オフィス空間を用途や働き方に応じて区分けする考え方です。スペースごとの機能や目的、セキュリティレベルに合わせてエリアを整理し、配置の方向性を決めていきます。集中業務と打ち合わせ業務など、異なる用途に適した環境を整えることで、働きにくさの解消につながります。

Q:レイアウトとゾーニングの違いは何ですか?

A:レイアウトが机や会議室などの"配置"を指すのに対し、ゾーニングは「その空間をどのような目的で使うのか」という"役割"を整理することを意味します。まずゾーニングでスペースの役割を定め、その上で具体的なレイアウトや設備を検討する流れが一般的です。

Q:オフィスのゾーニングにはどのようなメリットがありますか?

A:ゾーニングを行うことで、業務に集中しやすい環境を整えられるほか、目的に応じたコミュニケーションが取りやすくなります。また、来客エリアと執務エリアを分けるなど、セキュリティ対策も計画的に進めやすくなります。


イラスト:Masaki

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オフィスづくりに関するQ&A

Q1

オフィス移転や改装を検討しはじめるタイミングは、いつが良いですか?

A1

社員数や内容によって異なりますが、100名規模のオフィスの場合、移転予定の1年前、改装の場合は6か月前からの検討が理想です。
現状課題の整理や物件選定、レイアウト設計、施工期間などを考慮すると、余裕をもった準備期間を設けることでスムーズに進められます。
オカムラでは、初期段階からお客様のニーズや課題を伺い、スケジュール立案や検討資料づくりをサポートしています。 お問い合わせ

Q2

オフィスづくりを依頼すると、どこまでサポートしてもらえますか?

A2

オカムラでは、オフィスの企画・設計・施工・運用までを一貫してサポートします。
働き方や組織課題を丁寧にヒアリングし、レイアウト、家具、照明、ICT環境などを総合的にデザインします。
また、移転・改装後のアンケートや改善提案を通して、働き方の変化に寄り添った空間づくりを支援します。 オカムラのオフィスづくりソリューション

Q3

オフィス改装の費用はどのくらいかかりますか?

A3

改装の内容や規模、目的によって費用は大きく変わります。
例えば、部分的なリニューアルなのか、働き方改革を目的とした全面リニューアルなのかによっても必要な費用は異なります。
具体的な金額を知りたい場合は、現状の課題やご希望をお伺いしたうえで、最適なプランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

Q4

まだ具体的な計画がなくても、相談して大丈夫ですか?

A4

もちろん大丈夫です。
多くのお客様が「何から始めればいいか分からない」という段階からご相談されています。
オカムラでは、丁寧なヒアリングを通して課題整理や事例紹介、スケジュール・費用感の目安提示など初期検討をサポートします。
「移転か改装か迷っている」、「まずはイメージを膨らませたい」など、どんな段階でもお気軽にご相談ください。 お問い合わせ

Q5

自社に合った働き方やレイアウトがわかりません。どうすれば良いですか?

A5

オカムラでは、オフィスづくりの初期検討をサポートする無料ツール「OFFICE KIT」をご用意しています。
質問に答えるだけで、自社に合った働き方の方向性やレイアウトタイプが見えてきます。
まだ具体的な計画がなくても活用できる内容です。ぜひ一度お試しください。 OFFICE KITで診断する