
オフィス用パーティションの選び方!
種類やメリット、設置事例を紹介
オフィスの空間設計において、パーティションは執務エリアや会議室、集中スペースを柔軟に区切るために欠かせません。オフィス用パーティションには高さや素材、設置方法の異なる多様な種類があり、設置目的や空間の用途に合わせて選ぶことが重要です。
本記事では、オフィス用パーティションの役割や種類、選び方のポイント、設置事例まで幅広く解説します。
目次
1. オフィス用パーティションとは?
オフィス用パーティション(間仕切り)とは、オフィス内の空間を用途や目的に応じて区切るための仕切り設備の総称です。工事不要で手軽に設置できるものから、決まった場所に固定する造作壁(床・天井に固定して施工する壁)まで種類が豊富なのが特徴です。
2. オフィス用パーティションを設置するメリット
オフィス用パーティションをオフィスの空間設計に活用することで、さまざまなメリットがあります。以下にメリットを紹介します。
空間を柔軟に区切れる
オフィス用パーティションを活用すれば、造作壁をつくる大掛かりな工事を行わなくても空間を区切れます。ゾーンをわけてエリアごとの役割を視覚的にわかりやすくできるほか、人の動きを想定した配置にすれば、自然な動線をつくることも可能です。チームの拡大・縮小や業務変化にも柔軟に対応できます。
プライバシーを確保できる
オフィス用パーティションを活用することで、周囲の視線や音を遮り、プライバシーを確保できます。高さや素材によって視線や音の遮り方を調整できるため、緩やかに視線を遮りたいエリアから、完全に区切りたい個室まで、求めるプライバシーのレベルに応じて柔軟に対応できる点も魅力です。
集中と交流を両立しやすい
オフィスでは、集中して取り組む業務と、相談や打ち合わせなどコミュニケーションが求められる業務が混在しています。オフィス用パーティションを活用してそれぞれに適した環境を整えることで、業務内容に応じて働く場所を使い分けやすくなるのです。結果として、一人で集中したいときとチームで交流したいときの両方に対応できるオフィスづくりが可能になります。
空間デザインに統一感を出しやすい
オフィス用パーティションにはさまざまな種類があるため、オフィスのインテリアに合わせて選ぶことで空間全体のデザインを統一しやすい点もメリットです。例えば、機密性を保ちながら開放感を維持したい場合には、ガラスパーティションを活用することで、開放感を損なわずにエリアを区切れます。
3. オフィス用パーティションの種類
オフィス用パーティションにはさまざまな種類がありますが、設置形式では主に4つに分類可能です。それぞれの特徴について紹介します。
ローパーティション

ローパーティションとは、天井に届かない高さのパーティションのことで、種類が最も多いのが特徴です。空間を完全に仕切るのではなく、ゆるやかに分けてエリア感をつくり、開放感も保てます。高さのバリエーションが豊富で、設置目的に応じて選べます。
フレームパーティション

フレームパーティションとは、フレーム(柱・梁)を立てて、パネルや棚・ホワイトボード・モニターなどを組み合わせてエリアをつくれるパーティションです。ローパーティションと同様に天井には届きませんが、より多機能な空間構成が可能になります。
間仕切り(ハイパーティション)

間仕切り(ハイパーティション)とは、天井まで届く高さの固定型パーティションです。スチールやアルミ、クロス張りのパネルを組み合わせて設置します。遮音性が高く、プライバシー確保に優れており、会議室・応接室・個室などの区画形成に使われることが多いでしょう。ただし、工事が必要となるケースが多く、ローパーティションなどと比較すると時間とコストがかかりやすい点には注意が必要です。
スライディングウォール

スライディングウォールとは、レールに沿ってパネルをスライドさせ、空間の広さを可変できる可動式の間仕切りのことです。大会議室を複数の小部屋に分けたり、普段はオープンな空間を必要なときだけ仕切ったりと、柔軟な空間運用を可能にします。素材によっては遮音性能の高い製品もあるため、複合的な用途に対応できます。
4. オフィス用パーティションの選び方
パーティション選びでは、まず設置目的を明確にすることが、パーティションの種類や高さ・素材すべての選択につながります。パーティションを設置する上で外せない条件を整理し、以下の3つの観点から選ぶといいでしょう。
設置形式で選ぶ
目的に応じて、ローパーティション・フレームパーティション・間仕切り・スライディングウォールから選びます。開放感を保ちながらゾーニングしたいならローパーティションやフレームパーティション、完全に区切りたい・セキュリティを確保したいなら間仕切り、空間を可変的に使いたいならスライディングウォールが向いています。
高さで選ぶ

パーティションの高さは、特にローパーティションを選ぶ際の重要な検討項目です。ローパーティションは高さのバリエーションが豊富で、高さによって視線を遮れる範囲が変わるため、用途に合わせて高さを選ぶことが重要です。
高さごとの状態の目安と用途は、以下の表を参考にしてください。
■パーティションの高さ
|
高さ |
状態の目安 |
用途 |
|
1120mm |
着席時に視線を遮り、顔を上げると周囲を見渡せる |
デスク間の仕切り |
|
1320mm |
立った状態でコミュニケーションがとれ、座った状態で完全に視線を遮る |
集中エリア、デスク間の仕切り |
|
1520mm |
立った状態で周囲が見渡せ、開放感もある |
オープンなミーティングスペース |
|
1720mm |
立った状態でほぼ視線を遮ることができる |
集中エリア |
|
1920mm |
プライベートスペースを確保できる |
会議室、個室ブース、WEB会議スペース |
|
2150mm |
壁面収納を設置できる高さ |
収納を兼ねた間仕切り |
素材で選ぶ
素材によって、空間の印象だけでなく、視線の遮り方や採光性、メンテナンス性なども異なります。どのような空間をつくりたいのか、どの程度のプライバシーや開放感を求めるのかを踏まえて選ぶことが重要です。
代表的な素材の特徴は以下のとおりです。
■素材の種類
|
素材タイプ |
特徴 |
|
クロス |
カラーの選択肢が豊富で自社のイメージに合うカラーを選択できる。視線をしっかり遮れるため執務エリアからエントランスまで幅広い用途に対応 |
|
木目 |
温かみのある空間を演出できる。明るい色味の木目はナチュラルで明るい雰囲気に、濃い色味の木目は落ち着いた雰囲気になる |
|
スチール |
耐久性・耐汚染性に優れた製品が充実しており、清掃しやすい点が特徴。比較的防音性や耐火性が高い製品もある |
|
アルミ |
軽量で施工がしやすく、比較的短期間での設置が可能。頻繁にレイアウト変更が発生するオフィスに向いている |
|
ガラス |
光を通すため、開放感を損なわずにエリアを区切りたい場合に有効 |
5. 【目的別】オフィス用パーティション設置事例
ここでは、オフィス用パーティションの設置事例を紹介します。
【ローパーティション】ゆるやかに区切る集中エリア

株式会社東海理化 様は、社員のWEBアンケートで「個人で集中したい」という意見が多かったことから、パーティションを活用した広さの異なるワークブースを設置しました。これにより、周りの視線を気にすることなく作業に没頭できるようになり、数時間単位の予約制にも関わらず、常に満席の人気ぶりです。

若手社員が描く、会社の「目指すべき未来の姿」|株式会社東海理化
【フレームパーティション】自然なコミュニケーションを生む共創空間に

NTT・TCリース株式会社 関西支店 様は、気軽に声をかけ合い自然と会話が生まれるオフィスの実現を目指し、執務室エリアの中央にフレームパーティションを活用した共創エリアを新設しました。共創エリアには自然と人が集まり、部署や立場を超えたオープンなコミュニケーションが広がっています。

三位一体で取り組んだ妥協しない理想のオフィスづくり|NTT・TCリース株式会社
【スライディングウォール】100名以上の新入社員研修にも対応できる「CROSSGATE」

オカムラでは、毎年100名を超える新入社員の研修を2拠点にわけて実施していました。しかし、対話によって学ぶ「オカムラの人」らしい学びを研修の場に再現するため、研修施設として「CROSSGATE」を構築。150人規模となる大空間をスライディングウォールで区切り、通常の30名程度で行う研修を同時に2つ開催することも可能です。

6. オカムラのオフィス用パーティション10選
実際にどのようなオフィス用パーティションがあるのでしょうか。ここでは、オカムラの製品10選を紹介します。
【ローパーティション】POSIT(ポジット)

「POSIT(ポジット)」はシンプル&プレーンなディテールで、オフィスのどのシーンにも使いやすいローパーティションです。豊富なカラー・素材・サイズにより多彩なコーディネートが可能です。
【ローパーティション】RECONE(リコネ)

「RECONE(リコネ)」は、最小単位のモジュールパネルとベースや脚から構成されており、組み合わせ自由度が高いのが特徴です。デスクトップパネルからフロアスタンドパネルまで、柔軟に活用できます。
【ローパーティション】Lives Panel(ライブス パネル)

「Lives Panel(ライブス パネル)」は、人の存在感を残しつつ、音や視線を適度に遮断し、空間を緩やかに仕切るフェルト製のパネルです。
Lives Panel(ライブス パネル)|オカムラ製品情報
【フレームパーティション】Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)

「Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)」は、支柱(Post)と梁(Beam)からなる、オフィス内にはたらき心地のよい"新たな部屋"を設えることができるツールです。パネルや棚、ホワイトボードなどを自由に組み合わせ、多機能なエリアをつくれます。
Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)|オカムラ製品情報
【フレームパーティション】Lives Room(ライブスルーム)

「Lives Room(ライブスルーム)」は、オカムラの工場ではたらく人の声を元に開発した工場専用ルームです。カフェルーム(休憩所)、ワークルーム、ミーティングルームなどさまざまな設えがあり、多用途に活用できます。
【間仕切り】Lives Partition(ライブス パーティション)

「Lives Partition(ライブス パーティション)」は、天井までしっかり届く高さで防音性にすぐれ、会議室や個室などのプライバシー確保に適しています。
Lives Partition(ライブス パーティション)|オカムラ製品情報
【間仕切り】PRECEDE(プリシード)

「PRECEDE(プリシード)」は、スリムなガラスフレームをはじめとしたパネルディテールが特徴。安全性とデザイン性、遮音性に優れ、機密性の高い会議や打ち合わせに向いた間仕切りです。
【間仕切り】safewall spread(セーフウォール スプレッド)

「safewall spread(セーフウォール スプレッド)」は、豊富なパネルバリエーションと面材で明るく開放的な空間をつくれます。スタンダードパーティションとして、オフィスに必要とされる基本的な遮音性能を有しています。
safewall spread(セーフウォール スプレッド)|オカムラ製品情報
【スライディングウォール】Lives Slide Panel(ライブス スライド パネル)

「Lives Slide Panel(ライブス スライド パネル)」は、天井に取付けられたレールに沿って空間をスムーズに移動できる移動パネルです。ホワイトボードやフェンスボードなど豊富なオプションを取り付けることもできます。
Lives Slide Panel(ライブス スライド パネル)|オカムラ製品情報
【スライディングウォール】safewall move(セーフウォール ムーヴ)

「safewall move(セーフウォール ムーヴ)」は、軽い操作性と優れた機能で、オフィス空間の自在なレイアウトを可能にします。デザイン性はもちろん、高い遮音性能を実現した製品です。
7. まざりつながって働く。オカムラ独自の発想から生まれた「YAA(ヤア)」

「YAA(ヤア)」は、従来のパーティションのように空間を「区切る」のではなく、「まざりつなげる」という発想から生まれた、オカムラの新しい家具カテゴリ「Blending Furniture(ブレンディングファニチュア)」の製品です。
曲線や高さの異なるパネルに、ソファやテーブルを自由に組み合わせ、人が自然と集まりやすい空間をつくります。働き方に応じて多様な使い方ができるかつてないツールです。
8. オフィス用パーティションで空間を最適化しよう
オフィス用パーティションは、空間を区切るだけの設備ではなく、働きやすさやコミュニケーション、集中環境の確保などにも影響を与える重要な要素です。
オフィス用パーティションには、ローパーティションやフレームパーティション、間仕切り、スライディングウォールなどさまざまな種類があり、それぞれ特徴や適した用途が異なります。また、高さや素材によっても視線の遮り方や空間の印象が変わるため、設置目的に合わせて選ぶことが大切です。
オカムラでは、課題の把握からコンセプト設計、デザイン、家具の選定までトータルでサポートしています。自社に最適なパーティション選びに迷った際は、ぜひご相談ください。
よくある質問
Q:オフィス用パーティションにはどのような種類がありますか?
A:オフィス用パーティションには、天井に届かない高さのローパーティション、フレームを立ててパネルなどを組み合わせるフレームパーティション、天井まで届く固定型の間仕切り、レールに沿って可変できるスライディングウォールの4種類があります。設置目的や求めるプライバシーのレベルに応じて選ぶことが重要です。
Q:パーティションの高さはどのように選べばいいですか?
A:パーティションの高さによって、視線を遮れる範囲が変わります。デスク間の仕切りであれば1120mm前後、集中エリアであれば1320〜1720mm程度、会議室や個室ブースなど完全にプライベートを確保したい場合は1920mm以上が目安です。用途に応じた高さを選ぶことが大切です。
Q:限られた予算でもパーティションを活用したオフィスづくりはできますか?
A:可能です。間仕切りなど工事を伴うパーティションは初期費用がかかりやすい一方、ローパーティションやフレームパーティションは比較的導入しやすく、レイアウト変更にも対応しやすい特徴があります。設置目的に優先順位をつけ、必要な箇所から取り入れるのも一つの方法です。
イラスト:Masaki
おすすめ記事
新着納入事例
オフィスづくりに関するQ&A
- Q1
オフィス移転や改装を検討しはじめるタイミングは、いつが良いですか?
- A1
社員数や内容によって異なりますが、100名規模のオフィスの場合、移転予定の1年前、改装の場合は6か月前からの検討が理想です。
現状課題の整理や物件選定、レイアウト設計、施工期間などを考慮すると、余裕をもった準備期間を設けることでスムーズに進められます。
オカムラでは、初期段階からお客様のニーズや課題を伺い、スケジュール立案や検討資料づくりをサポートしています。 お問い合わせ
- Q2
オフィスづくりを依頼すると、どこまでサポートしてもらえますか?
- A2
オカムラでは、オフィスの企画・設計・施工・運用までを一貫してサポートします。
働き方や組織課題を丁寧にヒアリングし、レイアウト、家具、照明、ICT環境などを総合的にデザインします。
また、移転・改装後のアンケートや改善提案を通して、働き方の変化に寄り添った空間づくりを支援します。 オカムラのオフィスづくりソリューション
- Q3
オフィス改装の費用はどのくらいかかりますか?
- A3
改装の内容や規模、目的によって費用は大きく変わります。
例えば、部分的なリニューアルなのか、働き方改革を目的とした全面リニューアルなのかによっても必要な費用は異なります。
具体的な金額を知りたい場合は、現状の課題やご希望をお伺いしたうえで、最適なプランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ
- Q4
まだ具体的な計画がなくても、相談して大丈夫ですか?
- A4
もちろん大丈夫です。
多くのお客様が「何から始めればいいか分からない」という段階からご相談されています。
オカムラでは、丁寧なヒアリングを通して課題整理や事例紹介、スケジュール・費用感の目安提示など初期検討をサポートします。
「移転か改装か迷っている」、「まずはイメージを膨らませたい」など、どんな段階でもお気軽にご相談ください。 お問い合わせ
- Q5
自社に合った働き方やレイアウトがわかりません。どうすれば良いですか?
- A5
オカムラでは、オフィスづくりの初期検討をサポートする無料ツール「OFFICE KIT」をご用意しています。
質問に答えるだけで、自社に合った働き方の方向性やレイアウトタイプが見えてきます。
まだ具体的な計画がなくても活用できる内容です。ぜひ一度お試しください。 OFFICE KITで診断する












