"らしさ"を空間に映し、 つながりと価値を生むオフィス
――デザインの随所に商材の特徴を用いて、 企業の個性を表現
日本毛織株式会社 様

"らしさ"を空間に映し、 つながりと価値を生むオフィス
――デザインの随所に商材の特徴を用いて、 企業の個性を表現
Project Data
- プロジェクト名
- 日本毛織株式会社 東京支社 集約移転プロジェクト
- 面積規模
- 約930㎡
- 人員規模
- 約80名
- 完成年月
- 2025年8月
About Client
日本毛織は、衣料繊維の製造販売を起点に多角化してきた企業です。衣料繊維、産業機材、不動産・商業施設運営、生活関連の4事業を柱に、社会に新しい価値をもたらす「みらい生活創造企業」へと進化を続けています。
Point!
- 雑然とした印象、照明環境の不足、交流の希薄さが課題だった
- ラウンジを設け、社内コミュニケーションと来客対応を活性化
- 照明・什器選定に配慮。固定席とABWの併用で働きやすい執務環境を実現
- 商材を想起させる意匠や天然素材を取り入れ、企業らしさを表現した
Project Story
日本毛織 ご担当者様
当社の課題
オフィスは手狭で、度重なる移転により什器やレイアウトに統一感がなく、雑然とした環境です。採光や照明環境にも課題があり、業務効率やモチベーションにも影響が出ています。また、固定席中心の運用により部門間の交流が生まれにくく、来客向けのプレゼンルームも、暗さや使い勝手の面から十分に活用しきれていません。
当社のありたい姿
社員も来訪者も居心地がよく、自然な連携が生まれる拠点を
旧東京支社と他拠点の部門を集約移転し、グループをつなぐハブとなる新オフィスを計画しています。部門を超えた交流が生まれ、社員が快適に働ける環境を整えるとともに、来訪者に当社の魅力を伝える拠点としても機能させたいです。横断的な連携が生まれ、新たな価値を創出するオフィスになることを期待しています。
ゾーニングと紹介するエリア
緑に囲まれ、 リラックスした交流が広がる
ラウンジは二面の窓から景色を望める、開放感にあふれたスペースです。社内の打ち合わせや他拠点からの出張者の一時利用、イベントなど、さまざまな用途で活用されています。大通りの街路樹が借景として潤いをもたらし、室内にいながら緑を身近に感じられます。
ナチュラルカラーの布地を張ったチェアと天然木フローリングが馴染み、リビングのようにくつろげる空間に。気負わない交流を促す、社員にも来訪者にも居心地のよい場となっています。
働き方に寄り添い、 のびやかにつながる
フリーアドレス席と固定席、ABWスペースが共存する執務エリア。入口付近に執務席の一部としてフリーアドレスのコミュニケーションゾーンが設けられ、奥へ進むにつれて集中しやすい環境へとグラデーションを描いています。他部署の仲間が働く様子が自然と視界に入り、部署を越えた交流や気づきにつながっています。サンプル生地や機材を据え置いたまま扱う必要のある職種には固定席を配置。ABWスペースも備え、仕事内容や目的に応じて最適な場所を選べる環境です。ラウンジから天然木のフローリングが続き、執務空間全体に広がりが感じられます。
細部に宿る、誇りとアイデンティティ
プレゼンルームは、多様な生地見本を見やすく収納し、スムーズに取り出せるよう整えられた空間です。旧オフィスでは照明環境が十分でなく、生地の色味を正確に確認しにくいという課題がありました。そのため、確認に適した色温度・照度を確保した照明を採用し、レール照明により生地を照らす位置や角度も調整できるようになっています。
テーブル天板や内装はスモーキーホワイトなど落ち着いた色調でまとめることで、生地本来の色や風合いが見えやすくなるような工夫も。使い勝手と見え方の両面から、提案のしやすさを支える場です。
働く場と集う場を、 心地よく切り分ける
多目的スペースは、さまざまな用途に対応できる可変性の高い場。取締役会や経営会議などにも活用されています。執務フロアとは別の階にあるため日常業務に影響せず、多人数が集まれる場として喜ばれています。執務フロアでは使われていない赤や青、黒を什器に取り入れることで空間の印象が変わり、メリハリも感じられます。
新オフィスへの移転後は来客数が増加し、オフィス環境への評価が採用面にも波及しています。部門を超えた交流が生まれ、社員間の親睦も深まっています。企業の思いを体現し、自社らしさが息づく空間となりました。
About this Project
- 業種
- 毛織物メーカー
- 企業名
- 日本毛織株式会社 東京支社
- 所在地
- 東京都中央区八丁堀1-2-8 八重洲通フィルテラス3F
- WEBサイト
- https://www.nikke.co.jp/
- デザイナー
- 関連タグ
Credit
- 編集
- 水上アユミ(ノオト)、オカムラ編集部
- 執筆
- 合戸奈央
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2026年7月23日に公開されたものです。




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