オカムラ社員が検証!
オープンスペースでWEB会議はできる?できない?

2026年2月3日公開
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テレワークの普及により、WEB会議は当たり前に行われるようになりました。そこで課題になっているのが、「会議室が足りない」という新たな課題で、オープンスペースでWEB会議を行わざるを得ないケースも増えています。

しかし、WEB会議中の音環境の障害で「重要な数値が聞こえなかった......」なんてことも、あるあるではないでしょうか。今回は、この件を目のあたりにしたオカムラ社員が、「オープンスペースでWEB会議はできる?できない?」という疑問を解消すべく、実際に検証を行います。

1. 悩んでいませんか? オープンスペースにおけるWEB会議の音声問題

WEB会議は、移動の手間を省き、時間効率を高める便利なコミュニケーション手段として多くの企業に浸透しています。テレワークの導入により会議のスタイルが一変し、オフィス内でもWEB会議を利用するシーンが日常になりました。その一方で、「会議室の数が足りない」という新たな課題が発生し、やむを得ずオープンスペースでWEB会議を行う場面も増えています。

しかし、オープンスペースでのWEB会議では、「音が聞き取りづらい」といった音声トラブルがつきものです。特に、取引先との重要な会議や、社内の意思決定に関わるディスカッションでは、わずかな聞き取りミスが信頼関係に影響を及ぼす可能性も否定できません。そのような状況に備えるためにも、オープンスペースでのWEB会議が本当に可能なのか、どんな条件であればスムーズに進行できるのかを把握しておくことが大切です。

※漫画の内容はフィクションです

今回は、オカムラの社員が実際に3種類の音響機器を使用し、オープンスペースにおけるWEB会議の「音声の聞き取りやすさ」を検証します。会議の質を大きく左右する音環境について、実体験をもとに明らかにしていきましょう。

2. オープンスペースでWEB会議はできるのか検証する

オカムラ社員左から:Tさん、 Sさん、Iさん

オカムラの社員3名が、実際にWEB会議で使用できる3つの音響機器をそれぞれ検証していきます。今回の検証では、コモリくんたちとの会議を受けて、「会議中に大事な数字の話をする」シーンを想定し、数字の正しい聞き取りを検証することにしました。

詳しい検証方法は以下のとおりです。

検証方法

  1. オープンスペースにはラジオを設置し、常にノイズのある環境をつくる
  2. 静かな会議室とオープンスペースでWEB会議をつなぐ
  3. 会議室にいる出題者がオープンスペースにいる検証メンバーに複雑な計算問題10問を口頭で出題する
  4. 検証メンバーは、出題された問題を電卓で計算し、回答をスケッチブックに記録する
  5. 音響機器ごとの正答率によって聞き取りやすさを検証する
デシベル計で計測して70~80dB(騒がしい事務所程度)のノイズ環境にする

検証する音響機器には、実際にWEB会議で活用される以下2つの音響機器と、WEB会議用に最適化されたオカムラの「TALKHUBⅡ」の合計3つを使用します。

<検証に使用する音響機器>

  1. PC内蔵マイク/スピーカー
  2. 外付けスピーカーマイク
  3. TALKHUBⅡ
左から:TALKHUBⅡ、PC内蔵マイク/スピーカー、外付けスピーカーマイク

オカムラのTALKHUBⅡをちょこっと説明

TALKHUBⅡは、オカムラが展開するWEB会議用に最適化された音響機器です。ソニーネックスピーカーと連携することで、小さな音でもクリアに聞こえます。詳しくは以下よりご覧ください。

WEB会議用音声コミュニケーションツール「TALKHUBⅡ」

3. 【検証1】PC内蔵マイク/スピーカーの場合

最初に検証するのは、PC内蔵のマイク/スピーカーです。特別な機器を用意せずにWEB会議が行えるため、多くのビジネスパーソンが日常的に使用しています。

出題した問題は以下です。

<実際に使用した問題>

  • 1問目:63,579+45,678−12,345+93,157−46,821
  • 2問目:93,157+31,879−34,567+43,967−98,671
  • 3問目:27,431+54,763−12,345+31,879−24,681
  • 4問目:82,497+63,579−31,879+98,671−35,791
  • 5問目:19,385+43,967−46,821+12,345−13,579
  • 6問目:82,497+98,671−65,789+46,821−56,789
  • 7問目:45,678+76,891−54,763+46,821−23,456
  • 8問目:93,157+19,385−31,879+45,678−87,931
  • 9問目:34,567+31,879−57,931+63,579−54,763
  • 10問目:76,891+43,967−24,681+82,497−34,567

Sさんえっ?! 今の数字、なんて言ったんだろう。

Iさん答えがマイナスになったけど合っているのかな...?!

SさんTさん:マイナスですか(笑)

答え合わせの結果:正答率は3割程度

<結果>

問題番号

Tさん

Sさん

Iさん

1

×

×

2

×

×

×

3

×

×

×

4

×

5

×

6

×

×

×

7

×

×

×

8

×

×

9

×

10

×

×

正解数

4

3

2

PC内蔵マイク/スピーカーでの正答率は、平均3割程度という結果に。問題によって聞き取りのばらつきがありました。

Tさん:正直全然聞こえませんでした......。完全に音がかき消されたところはもう「こう言った気がする」という勘です。

Sさん:自分では結構合っているつもりだったんだけどな。どこを間違えたんだろう?

Iさん:かなりの集中力が必要ですね。ほとんど途中で諦めました(笑)

4. 【検証2】外付けスピーカーマイクの場合

次に、オフィスでも使用されることの多い外付けスピーカーマイクを使用して検証していきます。検証1と同様に、静かな会議室にいる出題者が問題を読み上げていきます。

今回は、以下の問題を使用しました。

<実際に使用した問題>

  • 1問目:23,456+71,389−35,791+57,931−34,567
  • 2問目:35,791+45,678−87,931+46,821−19,385
  • 3問目:63,579+76,891−13,579+24,681−71,389
  • 4問目:46,821+82,497−71,389+63,579−34,567
  • 5問目:54,763+63,579−13,579+31,879−93,157
  • 6問目:35,791+13,579−19,385+87,931−46,821
  • 7問目:63,579+82,497−31,879+35,791−71,389
  • 8問目:65,789+23,456−35,791+87,931−46,821
  • 9問目:34,567+24,681−43,967+82,497−65,789
  • 10問目:24,681+63,579−21,937+87,931−19,385

Sさっきと比べてすごく聞き取りやすくなっていますね! 今度こそ結構合っている気がします!

Iさん:Sさん自信ありですか?

Sさん:あります!(笑)

Tさん:確かに音声自体はさっきより聞き取りやすくなりましたが、ノイズ音にかき消されて聞こえません......(泣)

結果:正答率は7割程度

問題番号

Tさん

Sさん

Iさん

1

×

×

×

2

×

×

×

3

4

5

6

×

×

7

8

9

10

×

正解数

6

8

7

外付けスピーカーマイクでの検証結果は平均正答率7割程度で、PC内蔵スピーカーの検証結果と比較して大幅に上昇しました。

Sやった! 8問正解でした! PC内蔵スピーカーよりも聞き取りやすかったです。

Iさん:すごいですね! PCスピーカーよりは聞き取れたけど、やっぱりところどころ聞こえない部分があったかな。

Sさん:そうですね。確かに改善はされていますけど、大事な部分が聞こえなくて聞き返すことはしばしばありそうです。

Tさん:外部の方との会議をこの環境ですると考えると、不安が残りますね。

5. 【検証3】「TALKHUBⅡ」の場合

最後は、WEB会議に最適化された「TALKHUBⅡ」で検証していきます。検証方法は、検証12と同様です。

使用した問題は以下のとおりです。

<実際に使用した問題>

  • 1問目:56,789+46,821−35,791+93,157−31,879
  • 2問目:43,967+87,931−76,891+35,791−56,789
  • 3問目:56,789+63,579−13,579+71,389−98,671
  • 4問目:46,821+31,879−12,345+71,389−93,157
  • 5問目:45,678+71,389−31,879+46,821−63,579
  • 6問目:65,789+45,678−57,931+98,671−13,579
  • 7問目:13,579+27,431−45,678+63,579−57,931
  • 8問目:63,579+27,431−54,763+24,681−56,789
  • 9問目:76,891+13,579−31,879+27,431−12,345
  • 10問目:54,763+65,789−21,937+12,345−45,678

Tさん:TALKHUBⅡ」に変えた瞬間に、音が全然違います。ネックスピーカーがあるから隣にいるみたいに聞こえやすいです。

Iさん:これは10問中10問正解、いけるかな?

結果:正答率は9割

問題番号

Tさん

Sさん

Iさん

1

2

3

4

5

6

7

8

9

×

×

×

10

正解数

9

9

9

TALKHUBⅡ」の検証結果は、正答率9割と最も高い結果となりました。検証途中でアラームが鳴ってしまい、全員が同じタイミングで同じ間違いをするというハプニングが発生。検証した3名のあいだで差が生まれることもありませんでした。

Iさん:まるで仕組んだかのような結果になってしまいましたね(笑)

Tさん:そうですね(笑)。でもこれは本当に、スピーカーを変えた瞬間に声がクリアに聞こえるようになったのがわかりました!

Iさん:うんうん。やっぱりこのネックスピーカーがすごくいいですよね。

Sさん:耳元で声が聞こえるので、周りの騒音があっても聞こえやすかったです。

6. 【結論】オープンスペースでのWEB会議は「機器の選択」と「使用環境」次第で可能になる!

■検証結果まとめ

音響機器

Tさん

Sさん

Iさん

平均正解数

PC内蔵マイク/スピーカー

4

3

2

3

外付けスピーカーマイク

6

8

7

7

TALKHUBⅡ

9

9

9

9

今回の検証では、約80dBの騒がしいオープンスペース環境を想定し、3種類の音響機器を用いてWEB会議の「聞き取りやすさ」を比較しました。その結果、ネックスピーカー型の「TALKHUBⅡ」が最も高い精度で音声を聞き取れることは明らかです。

一方で、PC内蔵マイク/スピーカーは手軽に使える反面、騒音の影響を強く受け、音声が聞き取りづらくなる傾向が見られました。外付けスピーカーマイクでは音質が改善されるものの、騒音レベルが大きいと聞き取りに限界がある点は同様です。

加えて、「自分が聞こえるかどうか」だけでなく、「相手にどう聞こえているか」もWEB会議の満足度に直結します。実際に、話す側が騒音の多い場所にいた場合、どの音響機器を使っても相手に声が届きにくく、会話が成立しない状況が生じました。

こうした結果から見えてきたのは、機器の性能だけでなく、それをどのような環境でどう使うかがWEB会議の快適性を大きく左右するということです。オープンスペースでのWEB会議は、機器の選び方と使用環境次第では、十分に実現可能な選択肢となるでしょう。

従来の置き型スピーカーと「TALKHUBⅡ」の実際の音の違いを以下より体験できます。

WEB会議用音声コミュニケーションツール「TALKHUBⅡ」

実際に「TALKHUBⅡ」を導入した企業さまの事例を以下でご紹介しております。

WEB商談のカギは「音」環境を整えること|CKD株式会社

7. 働き方に合わせた音環境の見直しを

ハイブリッドワークが進む中、多くの企業が直面しているのが「会議室が足りない」という課題です。オフィスの移転や改装といった大がかりな対策には時間もコストもかかるため、目の前の問題にどう対応するかが問われています。

WEB会議の音環境は、機器と環境の組み合わせで成り立つもの。すべてを完璧に整えるのは難しくても、使用する機器や環境の工夫次第で、オープンスペースでもWEB会議は実現可能です。ただし、周囲の騒音が大きすぎる場合には限界もあるため、機器の特性に合った使用環境の整備が重要なポイントになるでしょう。

今回の検証をとおして、オープンスペースでもWEB会議を行うためのヒントがいくつか見えてきました。ご興味のある方は、会議の音環境を整える工夫の一例として、以下もぜひ参考にしてみてください。

「MAXHUB&TALKHUBⅡ」でつくる新しいWEB会議

よくある質問

Q:オープンスペースでのWEB会議は可能ですか?

A:使用する機器や環境次第で、オープンスペースでもWEB会議は実現可能です。ただし、周囲の騒音が大きい場合は限界もあるため、機器の特性に合った使用環境の整備もポイントになります。

Q:オープンスペースでWEB会議を行えるツールには何がありますか?

A:弊社で実施した社内検証では、「PC内蔵マイク/スピーカー」「外付けスピーカーマイク」「TALKHUBⅡ」を使用し、それぞれの聞き取りやすさを比較しました。その結果、特に耳元で音が鳴るネックスピーカー型の機器は、騒音の多いオープンスペースでも比較的聞き取りやすい傾向が見られました。用途や環境に応じて、適した機器の選定をおすすめします。


イラスト:Masaki

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オフィスづくりに関するQ&A

Q1

オフィス移転や改装を検討しはじめるタイミングは、いつが良いですか?

A1

社員数や内容によって異なりますが、100名規模のオフィスの場合、移転予定の1年前、改装の場合は6か月前からの検討が理想です。
現状課題の整理や物件選定、レイアウト設計、施工期間などを考慮すると、余裕をもった準備期間を設けることでスムーズに進められます。
オカムラでは、初期段階からお客様のニーズや課題を伺い、スケジュール立案や検討資料づくりをサポートしています。 お問い合わせ

Q2

オフィスづくりを依頼すると、どこまでサポートしてもらえますか?

A2

オカムラでは、オフィスの企画・設計・施工・運用までを一貫してサポートします。
働き方や組織課題を丁寧にヒアリングし、レイアウト、家具、照明、ICT環境などを総合的にデザインします。
また、移転・改装後のアンケートや改善提案を通して、働き方の変化に寄り添った空間づくりを支援します。 オカムラのオフィスづくりソリューション

Q3

オフィス改装の費用はどのくらいかかりますか?

A3

改装の内容や規模、目的によって費用は大きく変わります。
例えば、部分的なリニューアルなのか、働き方改革を目的とした全面リニューアルなのかによっても必要な費用は異なります。
具体的な金額を知りたい場合は、現状の課題やご希望をお伺いしたうえで、最適なプランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

Q4

まだ具体的な計画がなくても、相談して大丈夫ですか?

A4

もちろん大丈夫です。
多くのお客様が「何から始めればいいか分からない」という段階からご相談されています。
オカムラでは、丁寧なヒアリングを通して課題整理や事例紹介、スケジュール・費用感の目安提示など初期検討をサポートします。
「移転か改装か迷っている」、「まずはイメージを膨らませたい」など、どんな段階でもお気軽にご相談ください。 お問い合わせ

Q5

自社に合った働き方やレイアウトがわかりません。どうすれば良いですか?

A5

オカムラでは、オフィスづくりの初期検討をサポートする無料ツール「OFFICE KIT」をご用意しています。
質問に答えるだけで、自社に合った働き方の方向性やレイアウトタイプが見えてきます。
まだ具体的な計画がなくても活用できる内容です。ぜひ一度お試しください。 OFFICE KITで診断する