健康管理
労働安全衛生法に基づく年1回の健康診断を確実に受診することを促し、結果を健康施策や職場環境の改善に活かしています。
検査項目の見直しや二次健康診断の受診促進を通じて、疾病の早期発見と安心して働ける職場づくりを進めています。
お取引先に対しても健康経営の取り組みをサポートし、より健やかなパートナーシップを築いています。
健康診断
従業員の健康増進と疾病の早期発見・早期治療の観点から、定期健康診断の実施とともに、二次健康診断の受診を促しています。毎年二次健康診断終了後には、健診結果を踏まえ必要に応じた就業上の制限の有無(就業判定の結果)を所属長に伝え、適切な対応につなげています。検査項目は、従業員からの要望も踏まえて毎年見直しを行い、受診率向上と疾病の早期発見に努めています。2024年度の受診率は定期健康診断100%、二次健康診断98.9%でした。
がん検診の取り組み
オカムラグループでは、定期健康診断とともにがん検診を受診できるよう、対象や検査項目を広く設定し、従業員の受診を促しています。国が推奨するがん検診の種類や対象、検査項目と同等以上を設定し、がんや病気の予防意識を高めています。
| 種類 | オカムラグループが取り組むがん検診(健康診断) | ||
|---|---|---|---|
| 対象者 | 受診間隔 | 検査項目 | |
| 肺がん検診 | 年齢制限なし | 毎年 | 胸部のX線検査 |
| 胃がん検診 | 35歳以上 | 毎年 | 胃内視鏡検査 もしくは胃のX線検査 |
| 大腸がん検診 | 35歳以上 | 毎年 | 便潜血検査 ※便の表面をこすって提出する |
| 乳がん検診 | 年齢制限なし | 毎年 | マンモグラフィー、エコー |
| 子宮頸がん検診 | 年齢制限なし | 毎年 | 子宮頚部ぼ細胞診 |
| 前立腺がん検診 | 45歳以上 | 毎年 | 血液検査 |
海外赴任者の健康管理
従業員が海外に赴任する際、本人と帯同家族を対象に健康診断・予防接種などを行っています。
また、赴任後も赴任者本人と帯同家族が現地で医療サービスを受けることができる「オカムラヘルスケアプログラム」を導入し、海外でも安心して働ける制度を整えています。
オカムラヘルスケアプログラム適用項目
医科(病気、傷害)受診、歯科受診、妊娠・出産、健康診断・歯科検診、予防接種
女性の健康支援
オカムラグループでは、従業員の要望により2020年度から定期健康診断に婦人科検診項目を追加し、女性の健康支援の取り組みに力を入れています。
女性特有の心身の不調に関する相談窓口の設置
女性は月経やホルモンバランスの変化などにより、心身の不調を抱えることがあるため、ライフステージに合わせた心身のメンテナンスなどに関する相談窓口を設置し、女性産業医にアドバイスを受けられる体制を整えています。
婦人科検診受診率向上に向けた取り組み
オカムラグループでは、女性従業員の健康を守るため、婦人科検診の受診率向上を目指して、さまざまな施策を行っています。
2021年度から全女性従業員を対象にアンケート調査を実施し、アンケート結果をもとに検診内容の改善を進めています。2022年度は、婦人科検診の受診年齢制限を撤廃し、希望者がすべて受診できる環境を整えました。また、子宮頸がん検診の受診率が特に低かったため、未受診の希望者に「HPVセルフチェックキット」を配布する取り組みを始めました。2023年度に女性従業員を対象としたe-ラーニング「女性のヘルスケア研修」を行い、2024年度からは全従業員を対象とした必修研修へと拡大しました。病気の早期発見や治療の重要性、男女それぞれの更年期についての教育も行っています。
毎年10月の「ピンクリボン月間」や11月の「子宮頸がん予防啓発月間」に合わせ、乳がんや子宮頸がんの予防を目的とした社内広報を実施しています。こうした継続的な取り組みにより、2024年度には乳がん検診受診率が68.5%、子宮頸がん検診受診率が66.2%と、いずれも受診率の全国平均を大きく上回りました。
| 年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
|---|---|---|---|
| HPV実施者数 | 116名 | 132名 | 74名 |
女性のヘルスケア研修
女性特有の健康課題に対する会社全体の理解を深めるため全従業員を対象とした女性のヘルスケア研修を実施しています。
希望者を対象として2021年度に開催したセミナーにおいて、管理職向けに研修を実施してほしいという要望が多かったため、2023年度からは管理職を対象とした女性のヘルスケアとして研修を実施しています。
2024年度からは男女の更年期、働き世代が注意すべき乳がん・子宮頸がん、プレコンセプションケア※などをテーマに、e-ラーニングを実施しています。
※プレコンセプションケア:若い男女が将来のライフプランを考えながら、日々の生活や健康と向き合うこと| 実施年度 | 対象者 | 実施形式 | e-ラーニング受講率 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 希望者 | オンライン研修 | - |
| 2023 | 管理職 | e-ラーニング | 97.0% |
| 全従業員 | e-ラーニング | 40.0% | |
| 2024 | 課長職 | 集合研修 | - |
| 全従業員 | e-ラーニング | 95.7% | |
| 2025 | 課長職 | 集合研修 | - |
| 全従業員 | e-ラーニング | 95.7% |
お取引先とのパートナーシップで広げる健康経営
オカムラでは、お取引先に対しても健康経営の取り組みをサポートしています。
勉強会の開催をはじめ、戦略マップの共有や健康課題に即した施策の実施、効果検証、当社が行う健康イベントの共同開催などさまざまな形で協力しています。また、サステナブル調達アンケートを実施し、健康経営取得状況の確認、取得済であれば取り組み内容、オカムラからの健康経営情報提供希望の有無などを確認しています。こうした活動を通じて、お取引先とともに健康経営の価値を高め、より健やかなパートナーシップを築いています。
お取引先へ提供している健康経営のノウハウ例
- 健康経営戦略マップ作成法
- 健康施策効果検証方法
- 女性の健康教育
- ラインケア研修の浸透 など
パートナーシップ構築宣言
ノウハウの提供等を通じ、サプライチェーン全体での健康経営推進を目指すことを「パートナーシップ構築宣言」に明記しています。