立ち会議の効果とは?
立った姿勢がもたらすコミュニケーション

2019年9月4日公開 / 2025年8月22日更新
  • コミュニケーション

オカムラ発行の書籍「オフィスと人のよい関係」よりオフィスづくりのヒントをご紹介します。

部内会議、調整会議、プロジェクト会議...。ご自身の1週間のスケジュールを見て、どうしてこんなに会議が多いのかと思ったことはありませんか?なかには退屈と思う会議もあるでしょう。
そこで、注目されているのが「立ち会議」です。ある会社では、役員会で立ち会議を取り入れ、会議時間が大幅に短縮されたのをきっかけに、社内の会議室すべてで立ち会議も実施できるようにしたそうです。
それでは、立った姿勢でのコミュニケーションを参加者はどのように感じているのでしょうか?ここでは、立った姿勢でのコミュニケーションの様子とその疲労感についてみていきましょう。

立った姿勢でのコミュニケーション

オカムラでは、大学での実証実験として、スタンディングテーブルを使用して学生が立った姿勢で受ける講義の効果を調べました。その結果、相互に頻繁なコミュニケーションが発生する演習スタイルの講義において、90%近くの人が立った姿勢ではディスカッションしやすいと回答しています。「その場にいる人たちの一体感が生まれ、講義そのものも活性化した」と感じているようです。
しかしながら、立ちっ放しの姿勢は座っている場合に比べて疲労を感じはじめるのが早く、開始から1時間後には、9割の人が疲労を訴えています。

まとめ

ご紹介したのは大学での実証実験でしたが、オフィスでの「立ち会議」の効果についてオカムラ社内で調査した結果でも会議がはかどる傾向が示されました。一方で、両調査の結果に共通するのですが、立った姿勢は疲労を感じやすいため、短時間でササっと終わらせることがポイントです。例えば、会議室のテーブルを天板の高さを上下昇降できるテーブルに置き換えて、立ったり、座ったり、シーンに合わせた有意義なコミュニケーションができる場としてみてはいかがでしょうか。

出典  -オフィスと人のよい関係/岡村製作所(オカムラ)/日経BP社/2007年

おすすめ記事

おしゃれなオフィス実例10選! 共通点から学ぶ空間づくりのヒント

オフィスレイアウトパターン5選! デスク間の基準寸法も解説

固定席・フリーアドレス・グループアドレスの座席運用を比較!

20年でどう変わった? オフィスの1人当たり面積の推移をデータで読み解く

オフィスの休憩スペースのメリットとは? 働きやすさと生産性を両立

会議室の主要レイアウトを8種類ご紹介! シーン別に最適な配置を解説

コラム記事 一覧を見る

新着納入事例

異なる部門が交わり、自由なワークスタイルを実践するラボオフィス

株式会社オカムラ 名古屋ラボオフィス『Cent Labo』


巧みなゾーニングで交流と働きやすさを両立、造船メーカーの挑戦

今治造船株式会社 様


多くの社員が集う社員食堂をスムーズな動線で心地よく

株式会社村田製作所 様


長崎のエンジニア人材確保へ、働きやすくエネルギッシュな空間

ビーウィズ株式会社 様


店内で商品を選ぶように席を選ぶ、ドラッグストアの本社オフィス

株式会社ウェルパーク 様


固定席+共有エリアで集中と交流を両立。70周年企業の新拠点

株式会社シバタ 様


事例記事 一覧を見る

オフィスに関するQ&A

Q1

オフィス移転や改装を検討しはじめるタイミングは、いつが良いですか?

A1

社員数や内容によって異なりますが、100名規模のオフィスの場合、移転予定の1年前、改装の場合は6か月前からの検討が理想です。
現状課題の整理や物件選定、レイアウト設計、施工期間などを考慮すると、余裕をもった準備期間を設けることでスムーズに進められます。
オカムラでは、初期段階からお客様のニーズや課題を伺い、スケジュール立案や検討資料づくりをサポートしています。 お問い合わせ

Q2

オフィスづくりを依頼すると、どこまでサポートしてもらえますか?

A2

オカムラでは、オフィスの企画・設計・施工・運用までを一貫してサポートします。
働き方や組織課題を丁寧にヒアリングし、レイアウト、家具、照明、ICT環境などを総合的にデザインします。
また、移転・改装後のアンケートや改善提案を通して、働き方の変化に寄り添った空間づくりを支援します。 オカムラのオフィスづくりソリューション

Q3

オフィス改装の費用はどのくらいかかりますか?

A3

改装の内容や規模、目的によって費用は大きく変わります。
例えば、部分的なリニューアルなのか、働き方改革を目的とした全面リニューアルなのかによっても必要な費用は異なります。
具体的な金額を知りたい場合は、現状の課題やご希望をお伺いしたうえで、最適なプランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

Q4

まだ具体的な計画がなくても、相談して大丈夫ですか?

A4

もちろん大丈夫です。
多くのお客様が「何から始めればいいか分からない」という段階からご相談されています。
オカムラでは、丁寧なヒアリングを通して課題整理や事例紹介、スケジュール・費用感の目安提示など初期検討をサポートします。
「移転か改装か迷っている」、「まずはイメージを膨らませたい」など、どんな段階でもお気軽にご相談ください。 お問い合わせ

Q5

自社に合った働き方やレイアウトがわかりません。どうすれば良いですか?

A5

オカムラでは、オフィスづくりの初期検討をサポートする無料ツール「OFFICE KIT」をご用意しています。
質問に答えるだけで、自社に合った働き方の方向性やレイアウトタイプが見えてきます。
まだ具体的な計画がなくても活用できる内容です。ぜひ一度お試しください。 OFFICE KITで診断する