働き方・働く場の研究と視点
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「経営層とワーカーに聞く 働き方・オフィスの価値観レポート2026」ポイント紹介
オカムラは、全国の経営層とワーカーを対象に、働き方やオフィスに対する価値観、経営課題への意識などを尋ねるWEBアンケートを実施しました。
経営層には経営課題やオフィスへの意識を、ワーカーには日々の働き方やオフィス環境への考えを尋ね、「経営層とワーカーに聞く 働き方・オフィスの価値観レポート 2026」としてこれからの働き方やオフィスづくりを検討する上での参考となるレポートを発行しました。本記事ではレポートのポイントとなるデータを抜粋してご紹介します。
「経営層とワーカーに聞く 働き方・オフィスの価値観レポート 2026」のダウンロードはこちら
POINT:
- 経営層が自社で感じている経営課題として「人材の育成」と「人材の採用・確保」が多く選ばれていた。
- 経営層が今後必要だと考える人材については、「チームで協働し、成果を出せている」「新しいアイデアや価値を生み出している」「専門的な知識を持って活用している」といった項目が選ばれていた。
- 新たな価値を生むための行動について、経営層の7割近くが「行ってほしい」と回答した一方、従業員のうち「行いたい」と回答したのは3割程度にとどまり、両者の意識にギャップが見られた。
- 充実してほしいスペースとして、経営層はアイデア創出や業務推進を目的としたスペースを選んでいた一方、従業員はリフレッシュを目的としたスペースを選んでいた。
経営層が感じる経営課題は
「人材の育成」と「人材の採用・確保」
経営層に対して自社で感じている経営課題を尋ねたところ、2025年度の調査と同様に「人材の育成」と「人材の採用・確保」が特に多く選ばれていました。企業にとって人材に関わる課題が重要になっていることがうかがえます。また、オフィス空間の見直しで改善が期待できる経営課題については、「従業員の生産性の向上」「従業員の働きがいの向上」の2項目が上位に挙がっています。

さらに、経営課題の改善のために具体的にオフィス空間で見直したことを尋ねました。
「人材の育成」では「教育・研修・学びの機会の為の設備や空間の整備」「レイアウト変更」などが挙げられていました。「人材の採用・確保」に向けた取り組みとしては、「オフィスの移転・改装」や「会議・打合せスペースの拡充」などが挙げられています。応募者が利用する空間を整えることで、人材の獲得につなげようとしていると考えられます。
また、「従業員の生産性の向上」に向けた取り組みとしては、「レイアウト変更」「会議・打合せスペースの拡充」「デジタル化・ペーパーレス化」が挙げられています。家具や空間の整備に加え、ペーパーレス化などの運用に合わせてオフィス空間を見直すことで、ワーカーが働きやすい環境を整えているようです。
「従業員の働きがいの向上」に向けた取り組みとしては、「休憩・リラックススペースの拡充」「レイアウト変更」といった意見が見られました。休憩スペースなどを確保することで、働きがいの向上を図っていることがわかります。
今後必要となるのは「チームで協働し、成果を出せる人材」と
「新しいアイデアや価値を生み出せる人材」
経営層が考える経営課題から、人材に関わる課題が重要となっていることがわかります。では、経営層はどういった人材を求めているのでしょうか。
経営層に、今後どのような人材が必要になると考えるかを尋ねたところ、「チームで協働し、成果を出せている」「新しいアイデアや価値を生み出している」といった項目が多く選ばれていました。一方、同様の選択肢を用いて、ワーカーには自分自身ができていると感じることを尋ねました。その結果、「安定的に業務を遂行し続けられる」「自律的にタスクを管理し、効率的に働けている」など、業務を安定的かつ効率的に遂行することに関する項目が選ばれていました。

新たな価値を生むための行動に対する意識は
経営層とワーカーでギャップがある
さらに、経営層にコミュニケーションや学び、挑戦など、新たな価値を生み出すための行動をワーカーに行ってほしいかを尋ねました。その結果、いずれの項目でも、経営層の7割近くが「行ってほしい」と回答しました。
なかでも「周囲とのコミュニケーションの中で、新たなアイデアや価値を生み出す」は、今後必要となる人材として上位に挙げられた「チームで協働し成果を出せる人材」「新しいアイデアや価値を生み出せる人材」と共通する内容です。このことから、新たなアイデアや価値を生み出すことを経営層が重視している様子がうかがえます。
一方、同様の内容をワーカーに尋ねたところ、「行いたい」と回答した割合は、いずれの項目でも4割を超えませんでした。ワーカーの自主性だけに任せるのではなく、組織から新たな価値を生み出す行動を促す働きかけが必要だと考えられます。

オフィスに求めるスペースは
経営層とワーカーで違いがある
では、こうしたニーズに応えるには、どのようなオフィスづくりが求められるのでしょうか。オフィスで充実させたいスペースを尋ねたところ、経営層では「話し合いやアイデアを創出できる会議室・ミーティングスペース」や「チームやプロジェクトで集まって作業を行えるスペース」が多く選ばれました。この結果から、周囲とのコミュニケーションを通じてアイデアを創出し、業務を推進するための場が求められていることがわかります。

一方、ワーカーでは「休憩ができるリフレッシュスペース」や「気軽にコミュニケーションができるカフェスペース」が多く選ばれました。休憩や気軽なコミュニケーションのための場が求められていることがうかがえます。

こうした経営層とワーカーの意識の違いを踏まえると、両者が求める機能をあわせ持つスペースを整備することが、自然なコミュニケーションを促し、新たな価値を生み出すきっかけになる可能性があります。
これからの働き方と
オフィスを考えるヒントを掲載
「経営層とワーカーに聞く 働き方・オフィスの価値観レポート 2026」では、上記のような経営層とワーカーの価値観に関するデータをご紹介しています。さらに、レポート内では具体的な施策や空間に関する考え方にも踏み込み、今後のオフィスや働き方を考えるためのヒントを掲載しています。ぜひ下記よりレポートをダウンロードし、オフィスや働き方の検討にお役立てください。
「経営層とワーカーに聞く 働き方・オフィスの価値観レポート 2026」のダウンロードはこちら
Research: 野々田幸恵、嶺野あゆみ
Edit: 吉田彩乃
Top Banner & Chart Design: 山下愉惠(Adver)
Production: Plus81