OFFICE NAVI(オフィスナビ)による電力消費量削減効果の検証事業が、環境省「温室効果ガス排出量『見える化』の評価・広報事業」として採択されました

受賞・認定 オフィス
2010年12月16日 ※記載内容は発行時のものです

株式会社岡村製作所の「オフィスの電力消費量を「見える化」することによる電力消費量削減効果の検証」が、環境省の「事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガス排出量「見える化」の評価・広報事業」に採択されました。
今回の事業は、温室効果ガスの発生状況等を定量的に情報提供する機能(「見える化」機能)を持った商品やサービスによる温室効果ガスの排出削減効果の評価・検証を行うと共に、これらの普及を促進させる広報事業です。2010年度は審査の結果、7件の事業が採択されています。
また、今回採択されました「オフィスの電力消費量を「見える化」することによる電力消費量削減効果の検証」では、「消費電力見える化システムOFFICE NAVI(オフィスナビ)」を用いて、「見える化」による電力消費量削減効果の検証を行います。オフィスナビはオフィスの電力消費量を空調・照明・コンセントと個別に計測することで、どこにムダや改善点があるのかをユーザーに認識させます。モニターを通じた「見える化」では、目標値との比較から現在の電力消費量の状況を感覚的かつ即時的に伝えることで、ユーザーの省エネ活動を推進します。国内の複数のオフィスにオフィスナビを設置し、それらの効果を検証します。

温室効果ガス排出量「見える化」評価・広報事業について

日本国内の温室効果ガス排出量は、京都議定書に基づき基準年比(1990年比)で目標期間(2008年~2012年)の累積排出量について、-6%を求められています。
中でも特に家庭部門、業務部門からの温室効果ガス排出量は今後の対策・施策の強化が必要です。そのための手段として、エネルギーの消費等に伴う温室効果ガスの発生状況を情報提供(「見える化」)する機能を有する商品やサービスが増えてきています。
こういった製品の普及に向け、効果を評価・検証し、広く一般に普及させるための広報事業が「温室効果ガス排出量「見える化」評価・広報事業」です。環境省が委託する事務局・株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:田中將介、東京都千代田区永田町二丁目10番3号)により行われています。
11月に開催された「温室効果ガス「見える化」推進戦略会議 事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガスの「見える化」に関する分科会」において審査が行われ、2010年度の「温室効果ガス排出量『見える化』の評価・広報事業」7件の案件が採択されました。

OFFICE NAVI(オフィスナビ)の特長

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今回採択されました、「オフィスの電力消費量を「見える化」することによる電力消費量削減効果の検証」では、「オフィスナビ」を用いて電力消費量削減効果の検証を行います。

  • オフィスのエネルギー使用量の「見える化」
    「オフィスナビ」は、自社エネルギーの使用量をモニターにて表示し、情報を共有するシステムです。エネルギー使用量の数値はグラフ化・図表化することで、改善のポイントが見えてきます。また改善対策後の効果も分かりやすいため、ワーカーの環境意識も向上。
    更なる対策へとつながります。
  • シンプルなシステム構成

【スマートステーション】
タッチパネル式モニターで、簡単な操作でどなたでも消費電力状況が確認できるため、省エネ活動の促進につながります。またスマートステーションを設置することで、エコ活動推進企業であることのアピールにもなります。

【電力計測メーター】
受電設備、分電盤などの電圧と電流を計測することで電力量を計測します。現状測定の他に、設定された電力目標を超えた場合はネットワークを介してスマートステーションへ報告します。

他に、設置された空間の温度・湿度を計測し、測定値を送信する【スマートセンサー】・全てのセンサーを管理し収集したデータを蓄積する【ローカルサーバー】・本製品のシステムを構築し、社内ネットワークの窓口となる【無線アクセスルーター】から構成されています。

  • 状況を把握しやすいメイン画面
    モニターの各項目ボタンに現状消費量を表示します。タッチパネル式が採用されており、簡単に操作ができます。
    蓄積されたデータをグラフ化することで、現状の無駄がないか、改善の余地がないか、確認することができます。

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  • オプションで使い方が広がります【詳細なデータベース】
    改正省エネ法に準拠した経済産業省の定める定期報告書が作成できるソフトをご用意しました。データベースに蓄積した実績と連動しながら定期報告書の作成をサポートします。

【省エネと快適さを兼ね備える拡張性】
センサーネットワーク接続用装置を設置することで、エアコンや照明と接続するとスマートセンサーと連動し、快適な温度・湿度を自立的に制御します。また照明の明るさも調節が可能です。
エアコンが効きすぎていたり、自然光で充分明るい場所に照明がついているなどのムダを見つけ、快適な環境に調節することで、省エネルギーと快適性の両立を目指します。

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