食事と休憩をもっと豊かにする、 パッケージ製造工場の社員食堂
――30年ぶりの改装で、 従業員の交流を生む食堂をデザイン
TOPPAN株式会社 / TOPPANパッケージプロダクツ株式会社 様

食事と休憩をもっと豊かにする、 パッケージ製造工場の社員食堂
――30年ぶりの改装で、 従業員の交流を生む食堂をデザイン
Project Data
- プロジェクト名
- TOPPAN株式会社 / TOPPANパッケージプロダクツ株式会社 福崎工場 食堂改装プロジェクト
- 面積規模
- 約580㎡
- 人員規模
- 約190席 / 約700名
- 完成年月
- 2025年1月
About Client
TOPPANは、国内最大規模の総合印刷会社です。グループ企業であるTOPPANパッケージプロダクツはパッケージ事業の製造部門を担い、食品から日用品、医療・医薬、産業資材分野まで、高機能で多彩なパッケージを国内外の企業に幅広く提供しています。
Point!
- 食事や休憩時に、従業員同士のコミュニケーションを促したい
- 座席配置や什器選定で、食堂に自然な交流機会を生み出す
- 休憩エリアは席数を確保しながらリラックスできる空間を演出
- 利便性や快適性のアップと、遊び心あるデザインを両立した
Project Story
TOPPAN/TOPPAN パッケージプロダクツ ご担当者様
当社の課題
業務効率化や改善に取り組んできた福崎工場。この度、約30年間ほぼ変わらない姿の食堂をリニューアルします。コロナ禍で黙食が習慣化し、現在は従業員同士のコミュニケーションの希薄化が課題に。この機会に、単に内装や設備を整えるだけではなく、従業員の過ごし方に変化をもたらしたいです。
当社のありたい姿
自然なコミュニケーションが生まれ、 働きがいを感じられる充実した職場
食堂は、食事だけでなく同僚と会話を楽しんだり、ゆったり体を休めたりする憩いの場。心身を十分にリフレッシュさせて次の仕事に向かうための、快適な空間を期待します。工場勤務を志望する若い世代に「ここで働きたい」と思ってもらえる場を作り、リクルート面でアピールポイントの一つにしていきたいと考えています。

ゾーニングと紹介するエリア
会話が心地よく交差する 食事の場「Crosspace」
約100席を設ける食堂は、さまざまな人や会話が「交差(Crossing)」する空間として「クロススペース(Crosspace)」と名付けられました。既存のクロス型ペンダント照明を生かし、明るい木目の壁や什器を合わせることで開放感が演出されています。
厨房の近くには食事をさっと済ませたい人向けのクイックエリア、中央から窓側にかけては大型テーブルやソファ席の交流エリアを設置。混雑を防ぎつつ、食事しながら会話を楽しみやすい雰囲気が生まれました。壁面の大型モニターに対してハの字に配置したテーブルは、そのまま集会や研修に活用できて便利です。
視線を気にせず、 一人の時間をくつろぐ
食堂から直通の休憩エリアは、「安息」をテーマに柔らかなパステルカラーでまとめられています。食後や勤務の合間の小休憩に気軽に利用できるよう、一人掛けのソファ席がメインです。改装前より席数を増やしながら、互いの視線が交わらない配置の工夫やパネル導入によって、パーソナルスペースもしっかり確保しました。ソファの背もたれが高いため気兼ねなくもたれることができ、首や肩もリラックスできます。たくさんの人が同時に休憩エリアを利用しても、お互いを気にしすぎることなく、穏やかな時間が流れています。
自由な「公園」に、 ピクニック気分で集まる
厨房のない第2工場の休憩エリアは、主にお弁当を食べるスペースであることから、ピクニックに来たかのような遊び心あふれる「公園」がテーマに。高さのある植栽と、木のチップを敷き詰めたようなデザインの床面が、屋外にいるような気分を高めます。そこに十字のローソファや環状のベンチが配置され、「今日はここに皆で座ってみない?」などと自分たちで使い方を探っていく自由な空間です。
一緒に働く仲間との交流を楽しめる食堂とリラックスできる休憩エリア。新しい仲間をあたたかく迎える場が整ったことで、採用においても良い出会いが期待できそうです。
About this Project
- 業種
- 印刷・情報
- 企業名
- TOPPAN株式会社 / TOPPANパッケージプロダクツ株式会社
- 所在地
- 兵庫県神崎郡福崎町高橋290-29
- デザイナー
- 関連タグ
Credit
- 編集
- 森夏紀(ノオト)、オカムラ編集部
- 執筆
- 國松珠実
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2026年3月20日に公開されたものです。



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