築60年の社屋を建て替え。交流が生まれるものづくりの新拠点 ――社の"顔になる"来客空間と、仲間の"顔が見える"執務空間

第一法規株式会社 様

築60年の社屋を建て替え。交流が生まれるものづくりの新拠点 ――社の"顔になる"来客空間と、仲間の"顔が見える"執務空間

第一法規株式会社 様

Project Data

プロジェクト名
第一法規株式会社 長野事業所新築プロジェクト
面積規模
約9,400㎡
人員規模
約400名
完成年月
2025年3月

About Client

第一法規は、120年以上の歴史を誇る法律専門の出版社です。書籍をはじめWEBのデータベース、セミナーなどを通じて法律関連情報を提供しています。

Point!

  • 築60年超の長野オフィスは、老朽化と組織間連携に課題
  • 会社の顔として第一法規らしさを伝える「社外PRスペース」
  • 固定席からフリーアドレス(一部グループアドレス)に移行し、働き方に変革をもたらした
  • 壁をなくした"顔が見える"執務エリアで交流を生み出した
  • 長野の湖川や山をイメージした、癒しを与えるデザイン
<em>1F社外PRスペース</em>  第一法規株式会社 様
<em>1F役員会議室</em>  第一法規株式会社 様
<em>3F執務フロア</em>  第一法規株式会社 様
<em>4Fリフレッシュエリア</em>  第一法規株式会社 様

Project Story

第一法規 ご担当者様

当社の課題

60年以上経過した長野県の自社ビルは、建物の老朽化により耐久性に課題があります。加えて、オフィス空間は部署や会議室、倉庫などの区分ごとに壁で仕切られているため、組織間でのコミュニケーションが物理的に取りにくい状況です。

当社のありたい姿

部署を超えた交流を育む、居心地のよいオフィスを

第一法規の主要事業を「紙」から「電子版商品」に移行していく中で、長野オフィスはペーパーレスやフリーアドレスなど働き方そのものを新しくしていくことに挑戦しています。新しい働き方に対応しつつ、部署を超えた交流を生み、従業員が「ここで働きたい」と感じられる居心地のよいオフィスを目指したいです。

以前のオフィス
BEFORE
第一法規@デザインチーム

ゾーニングと紹介するエリア

ゾーニングと紹介するエリア
Scene 1

来訪者とつながり、会社を知ってもらう場

エントランスを抜けると、明るく開放的な空間が広がります。この「社外PRスペース」は、来訪者に自社の製品や取り組みを知ってもらう場所です。壁面の大きな本棚には、自社で出版した書籍が展示されています。

什器は、ソファやハイチェアなど多様なデザインのものを配置。来訪者との打ち合わせはもちろん、社員が気分を切り替えて作業をしたいときにも活用されています。長野の特産であるクルミをはじめ、多種多様な植物が癒しをもたらしてくれる空間です。

Scene 2

窓越しの景色を主役にした役員会議室

1階にある役員会議室は、役員会議だけでなく、役員とお客様とのミーティングなどにも利用されています。大きな窓の外には、隣地に建っている創業者一族の旧居の庭園が広がります。窓越しに見える四季折々の美しい風景を際立たせるため、会議室の内装はあえてシンプルに。黒い大理石をモチーフとしたカーペットは、外の石畳と呼応し、まるで空間が繋がっているように感じられます。自然の景色を意匠の一つとして活かした、お客様をおもてなしする会議室です。

Scene 3

信州の自然を感じる執務フロア

2階と3階の執務フロアは、壁のないオープンな空間です。インテリアには長野県の豊かな自然を取り入れたデザインが散りばめられ、水色の柱やカーペットは諏訪湖や千曲川などの湖川を、空間をゆるやかに仕切る木目パネルは上高地をはじめとした広大な森林を表現しています。

通路が交差する執務フロア中央には、コピー機や文具などの共有備品が集約され、自然と人が集まり偶発的な交流が生まれています。隣にはチームのミーティングスペースとなるやぐらが設置され、活発に意見を交わす姿も。窓側にはフリーアドレスの執務席や集中席、クイックに使えるオープンミーティング席が並び、フロア全体を活用しながら働ける環境が整っています。

Scene 4

カフェのようなリラックス空間で交流を

食事ができる4階のリフレッシュエリアは、窓から陽光が差し込む明るい空間。ナチュラルな色の什器やアンティーク風のペンダントライトによってカフェのような雰囲気を演出しています。ランチタイムには満席になるほどの人気。社員は同エリアで販売している地元ベーカリーのパンや持参したお弁当を食べながら、穏やかな時間を過ごすことができます。

築60年を超えた長野オフィスは、今回の建て替えによって自律的な働き方ができる空間へと生まれ変わりました。多様なエリアでコミュニケーションが生まれるようになり、社員の業務効率化と生産性向上に多大な効果をもたらしています。

Credit
編集
水上アユミ(ノオト)、オカムラ編集部
執筆
笹田理恵
写真
山内紀人

記事内の情報は取材当時の情報です。

この記事は2026年1月30日に公開されたものです。

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