つながりが広がる固定席。企業の進化を象徴する新本社 ――変わるもの、変わらないもの。社員が誇れる『+NEW』のオフィス
ハニューフーズ株式会社 様

つながりが広がる固定席。企業の進化を象徴する新本社 ――変わるもの、変わらないもの。社員が誇れる『+NEW』のオフィス
Project Data
- プロジェクト名
- ハニューフーズ株式会社 東京本社移転プロジェクト
- 面積規模
- 約1500㎡
- 人員規模
- 約130名
- 完成年月
- 2024年5月
Point !
本プロジェクトは、「出社が楽しみになるオフィス」をテーマに、移転を機に空間の印象を刷新した事例です。従来からの固定席を採用しながらも、ゆとりのある動線計画により、自然な交流が生まれるオフィス環境を構築。機能的な家具、多様な設えの応接室、そして多目的に活用できるスペースを配置し、業務のしやすさと働きがいの向上を両立しています。さらに、清潔感のあるデザインとコーポレートカラーを随所に取り入れ、企業のアイデンティティを表現。社員の働く意欲を高め、出社が楽しみになるオフィスが生まれました。
Project Story
ハニューフーズ様のファーストオーダー
社員が愛着を感じ、
快適に働けるオフィスを
ハニューフーズは1947年に創業した食肉の専門商社です。東京本社は約30年間同じビルに入居しており、オフィス設備の老朽化が進んでいます。さらに、社員数の増加による手狭さも課題となっているため、近隣の新しいビルへの移転を決定しました。
今回は単純な引越しではなく、オフィスの在り方そのものを見直す機会と捉えています。設備やデザインを一新し、社員の交流を促すとともに企業理念や取り組みを発信しやすい環境を整え、組織の一体感を高めたいと考えています。社員一人ひとりが意欲を持って働ける「出社が楽しみになるオフィス」の実現を期待しています。

ゾーニングと紹介するエリア
企業の想いを映す エントランスと執務エリア
清潔感のあるガラスウォールに施された社名とロゴが印象的なエントランスです。背後には左官仕上げの壁が採用され、洗練されたデザインと手触り感のある素材が「伝統と進化の共存」を演出。社名とロゴの影が美しく映るよう、配慮されています。
コーポレートカラーの緑を取り入れたチェアと、同じくコーポレートカラーの赤をさりげなく織り込んだカーペットが調和し、企業のアイデンティティを象徴。
壁面には、名刺の裏面にも印刷されている原材料や機械・設備、事業活動を表す写真パネルが展示され、来訪者との会話の糸口に。生産から加工、販売までを一貫して担う同社の事業への想いを伝えています。
気分の切り替えを促す
多目的スペース
広々とした多目的スペースは、打ち合わせや休憩時間のリフレッシュ、説明会など、多様な用途で活用される空間です。木を基調に黒フレームの什器やパ―ティションが組み合わされ、温かみがありつつ洗練された印象に。リラックスした雰囲気の中で自然に雑談が生まれ、コミュニケーションが活性化されています。
中央に配置されたロングテーブルでは、商品の試食会が開催されることも。床や天板には清掃しやすい素材が採用され、清潔感のある環境が保たれています。
「もてなす・つなぐ・対話する」
応接エリア
応接エリアは、来客の目的や用途に応じて選べるよう、タイプの異なる複数の部屋が用意されています。社員も利用する応接室と会議室は機能性を重視。来客対応から社内の打ち合わせまで、幅広いシーンで活用されています。
また各部屋にWebミーティング用のカメラが備えられており、グループ会社のメンバーとも円滑なコミュニケーションが図れます。また、遠隔地との会議を効率的に進められ、情報共有や意思決定のスピードを向上させます。
今回の移転により、新しい発見やつながりと出会える『+NEW』なオフィスが実現しました。
About this Project
- 業種
- 食品
- 企業名
- ハニューフーズ株式会社 東京本社
- 所在地
- 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館13F
- WEBサイト
- https://www.hanewfoods.com/
- デザイナー
- 関連タグ
Credit
- 編集
- 水上アユミ(ノオト)、オカムラ編集部
- 執筆
- 合戸奈央
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2025年5月28日に公開されたものです。