狭さを感じさせない、 機能的でインパクトある空間デザインとは
――ヒノデホールディングスの誇りと革新が共鳴するオフィス
ヒノデホールディングス株式会社 様

狭さを感じさせない、 機能的でインパクトある空間デザインとは
――ヒノデホールディングスの誇りと革新が共鳴するオフィス
Project Data
- プロジェクト名
- ヒノデ キャスティング フロント TOKYO
- 面積規模
- 580㎡
- 人員規模
- 常駐人員15名
ワークポイント35席
- 完成年月
- 2023年9月
Point !
限りのあるスペースを存分に活かし、会社の魅力を伝えることを徹底的に追求した、ヒノデホールディングスのヒノデ キャスティング フロント TOKYO。エントランス、プレゼンテーションルーム、役員応接室など、一般的なオフィスでは見られないインパクトある内装デザインが、訪れた人々の心に残ることでしょう。
また、コンセプトを設けた会議室や、業務によって選べる執務スペースなど、社員が創造力を発揮して働ける空間づくりも特徴的です。
オフィスで実現したいことをしっかりと練り上げ、検討することで、「狭小ビルでもここまでできる!」ということを教えてくれる事例です。
Project Story
ゾーニングと紹介するエリア
非日常的な 空間演出
1919年に創業したヒノデホールディングス株式会社。創業時より「鋳物」に着目し、マンホール蓋などの研究開発を続けるメーカーです。近年は培った技術を多様な分野へ広げ、新しい市場の創出にも積極的に取り組んでいます。同社は2023年9月に東京都内に建つ自社ビルを建て替え、「ヒノデ キャスティング フロント TOKYO」として、クライアントを迎える空間をつくりだしました。重厚感のあるビルの入口をくぐると、そこは街の喧騒から一転した静謐なエントランスホール。極限まで照明を落とした通路は、進む先が狭まるよう設計され、奥へと吸い込まれていく感覚を演出します。
自社の魅力を 伝えるための場
流線的デザインの壁が印象的な2階と3階のプレゼンテーションルームは、クライアントに同社の技術や製品の理解を深めてもらう場。居心地の良さを感じてもらうため、着座姿勢にフィットしリラックスできるシーティングLeopard(レオパード)を採用しました。
アイデア出しから、資料作りまで
4階にはそれぞれコンセプトを設定した会議室が並びます。目的に合った会議室を選択することで、生産性の向上を目指せる仕掛けです。1つは「ラフにアイデアを出し合う場」として、丸形テーブルと低いソファを置きカジュアルな設えに。リラックスし、仲間と話し合うことで、創造力が高まります。
コンパクトでも 快適な空間づくり
地下1階には、社外に向けた講演会や、社内の研修などに用いられる多目的室があります。幅の狭い空間を有効に使うために、テーブル付きのネスティングチェアを採用しました。
執務も バリエーションのある 座席で
5階はフリーアドレスの執務エリア。東京勤務の社員はもちろん、福岡本社のメンバーが出張の際にサテライトオフィスとして使用することもあります。個別席では隣席の手元や視線が気にならないよう、大きめの仕切りを設けました。
また、業務内容によっては、個室ではたらくメンバーもいます。戦略執務室は、チームで働く社員が集う部屋。大型のモニターを中心にメンバーが向き合うレイアウトによって、個人業務からすぐさま打ち合わせやWeb会議に移ることができます。
About this Project
- 業種
- マンホール蓋等の鋳物製造業
- 企業名
- ヒノデホールディングス株式会社
- 所在地
- 東京都港区赤坂3-10-6
- デザイナー
-
岩﨑 絵里
- 関連タグ
Credit
- 編集
- モリヤワオン(ノオト)、オカムラ編集部
- 執筆
- 合戸奈央
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2024年12月26日に公開されたものです。





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