2024.03.26 2024.03.26

株式会社日本総合研究所様会社に行きたくなる"社員ファースト"な空間へ ――くつろぎと賑わい、どちらも叶える日本総研のあたらしい食堂体験

株式会社日本総合研究所（以下、日本総研）は、シンクタンク、コンサルティング、ITソリューションという3つの機能を持つSMBCグループの総合情報サービス企業。2023年5月、都内の拠点を東京本社が入居する大崎のビルへ集約しました。その移転プロジェクトと並行して、1フロアの大部分を占める食堂の改装を実施。木目やグリーンなどをふんだんに取り入れ、執務フロアとは異なるリラックスした雰囲気を実現しました。食事はもちろん執務やイベント、また社員同士のコミュニケーションの場として親しまれています。

都内の拠点を一ヶ所に集約する移転プロジェクトに先立ち、日本総研内で実施された社員への「働く場についてのアンケート」では、社員同士の情報交換とコミュニケーションの場を求める声が多く挙がりました。また、無機質な雰囲気の食堂や、リフレッシュスペースの改善ニーズが高いこともわかりました。そこで、改装後の食堂とカフェは、社員の希望を叶える魅力的な空間を目指すことに。社内公募で決まった名称は食堂「ひだまり」と、カフェ「こかげ」です。食堂フロア全体にはたくさんのグリーンが配置され、自然の中にいるようなあたたかさとくつろぎが感じられます。食事だけでなく、雑談やカジュアルなミーティング、一人での業務など、シーンに合わせて最適な場所を選べるよう、多彩なテーブルとチェアを用意。カフェのような雰囲気のスペースや、緑に囲まれたソファ席のスペースは、執務フロアとは違った設えで気分転換に役立ちます。改装後はひとりでの利用ばかりでなく、連れ立って利用する社員の姿も多く見られるようになり、毎日賑わっています。

改装前の食堂の様子

Photographs

ランチタイムにオープンする食堂「ひだまり」は、豊富なメニューとあたたかい食事の提供が好評。中央のアイランドカウンターでは、日替わりのデリを好きなだけ取ることができる。「自然を感じられる、落ち着いた空間」のコンセプトに合わせて配膳エリア全体が木目調とシックなブラックで統一されているほか、既存の設備にアレンジを施し再活用されている。

配膳エリアのすぐ近くには、ひとりですばやく食事を済ませたい時に便利な「クイックゾーン」が用意されている。ラフに腰かけられるカウンター席や、解放感のあるロングテーブル、正面に座った人の視線が気にならない仕切り席など、バリエーション豊か。その日の気分やシチュエーションに合う席を選ぶことができる。

グリーンのタイルと白いサインが目を引くカフェ「こかげ」。豆から淹れたコーヒーや焼き立てパンなどの軽食を買い求めることができる。一見すると社内とは思えないカジュアルな空間で、業務の合間の休憩や仲間との談笑など、社員にひとときの安らぎを与えている。

ソファ席もバリエーション豊か。精彩な張地が目を惹くひとり掛けソファは知的障害のある作家のアートをプロダクトに落とし込む福祉実験ユニット「ヘラルボニー」による家具で、SDGsへの意識がうかがえる。深く身体を沈められる低いソファは、リラックスしたい時に最適。窓際の対面席やオープンなラウンドテーブルの席では、肩肘を張らない会話が楽しめる。

室内にいながら自然の雰囲気を感じてリラックスできるよう、食堂フロア全体には多くの植栽が配置されている。目を凝らすと、街中では見られないような珍しい植物も。また、遊び心で四つ葉のクローバーもいくつか隠されており、それを探すのも楽しみの一つ。これらはすべてクオリティの高いフェイクグリーンで、虫の発生といった衛生的なリスクを排除し、手入れの手間もかからないよう配慮されている。