
豊島区は令和4年1月、厚生労働省に対し児童福祉法に規定する「児童相談所設置市」として政令指定することを要請、6月の閣議決定により政令指定を受け児童相談所設置が可能となりました。
区は、新設する豊島区児童相談所と共に、長崎健康相談所、消防団施設との複合施設として整備、子どもを守る専門機関と母子保健の専門機関が一体となった新たな子ども・子育て拠点として、子どもの最善の利益を確保を目指しています。
また、子育て・健康に関するイベントの実施や交流スペースとしての活用に加え、地域防災の中核的な役割を担う消防団施設も併設することで、地域の安全・安心を総合的に守り、地域に寄り添ったサービスを提供に努めています。
施設内は、木目を基調とした明るい設えとし、物質的なバリアフリー対策に加え、来庁される方の心身のストレスをできるだけ軽減できるよう、「こころのバリアフリー」にも配慮した居心地の良い環境であり、木造作家具には、姉妹都市である埼玉県秩父産材、他国産材を活用し、ホスピタリティーを感じる温かみのある設えを整備しています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 豊島区長崎三丁目6番24号 |
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延べ床面積 | 3198.22㎡ |
オフィス対象人員 | 100名 |
インテリア竣工 | 2022年10月末 |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ 自治体設計センター 伊藤寛基・岩城卓也 |

長崎健康相談所 窓口
お子様づれが利用しやすいよう、ボックスタイプのロビー椅子を配置。張材は耐アルコール・耐次亜塩素酸ナトリウム仕様とし、メンテナンス性にも配慮。

長崎健康相談所 廊下
予診室・診察室前には、休息や着替えなどができるよう、可動式ベットやおむつ交換台を複数配置。

長崎健康相談所 面談室(兼授乳室)
2箇所ある面談室は、授乳室としても利用可能。椅子張材は耐アルコール・耐次亜塩素酸ナトリウム仕様とし、メンテナンス性にも配慮。

長崎健康相談所 心理相談室
幼児用テーブル・椅子を配置し、お子様を遊ばせながら相談が可能。丸みのあるテーブルやカラフルな椅子を配置し、ホスピタリティーを感じさせる。

長崎健康相談所 授乳室
ベビーカーでそのまま入室でき、複数のお子様連れでも利用しやすいよう配慮。

長崎健康相談所 事務室
ユニバーサルレイアウトを採用し、人事異動の際は、手荷物とワゴンの移動のみで対応しランニングコスト削減につなげる。

長崎健康相談所 一般職席
W1000D700の机上スペース、A42段+ペントレー付きワゴンを配置。

児童相談所 待合スペース
待合椅子に仕切りを設け、利用者のプライバシーに配慮。またキッズスペースを配置し、お子様を遊ばせながら、待合時間を過ごすことができる。

児童相談所 相談室
ボックスタイプのソファを採用し、お子様をゆったりと座らせながら相談ができる。

児童相談所 相談室
一部に畳を配置し、車いすを利用する方等が相談できるスペース。

児童相談所 相談室
カジュアルな印象のソファーを配置し、家庭内を思わせる雰囲気を演出し、落ち着いて相談できるスペース。

児童相談所 プレイルーム
児童が自然体で居られるよう、柔らかな印象を与える内装と木目調の家具を配置。

児童相談所 事務室
グループアドレスを採用し、業務内容に合わせて自席を選択。共同作業や意見交換がしやすくなり、業務連携の強化に繋がる。W1000D600の机上スペース。

児童相談所 事務室
グループアドレス導入により、個別ロッカーに書類や文具を保管する運用。鍵はダイヤル錠仕様とし、管理者の負担を軽減。

長崎健康相談所 講堂
各種セミナーや研修などを行うスペース。フレキシブルにレイアウト変更できるよう、移動式テーブル・軽量タイプのスタッキングチェアを整備。