福島県 双葉町@スライダー06
Case Number 230308

福島県 双葉町 様

双葉町新庁舎

 双葉町は福島県浜通り地方のほぼ中央にあたり、比較的温暖な気候が特徴で、東北地方にありながら冬は積雪が少なく、とても住みやすい自然環境に恵まれています。平成23年3月11日に発生した東日本大震災により福島第一原子力発電所事故が発生し、町は役場機能を埼玉県加須市へ避難・移転しました。その後、平成25年6月に役場機能を福島県いわき市へ再移転、令和4年8月の特定復興再生拠点区域の解除と共に、まちの交流を創出し復興の拠点となる新庁舎を9月に開庁しました。  
 新庁舎はJR双葉駅前に配置され、復興の司令塔を担い、賑わいづくりを推進し、行政サービス・議会開催の場としてだけでなく、住民や来庁者・来街者・職員などが相互に交流できる場を創出しています。また、教育委員会を集約し、町内の行政手続きが一括してできるワンストップ窓口を導入することで、町民サービスの向上に繋げています。さらに執務スペースは、情報漏洩に配慮し徹底された書類・鍵管理、将来変化に柔軟に対応できる什器選定がされており、機能的かつ効率化に繋がる設えが準備されています。

プロジェクトの詳細

所在地 福島県双葉郡双葉町大字長塚字町西73番地4
オフィス対象面積 3,145㎡
オフィス対象人員 100名
インテリア竣工 2022年4月30日
デザイン担当 株式会社オカムラ 東日本デザインセンター

窓口(教育総務課)

教育委員会を集約し、町内の行政手続きが一括してできるワンストップ窓口を導入。利用者の用途に合わせ、ハイカウンター・セグメントパネル付きのローカウンターを配置。ハイカウンターはカウンタートップを外し、ローカウンターへの仕様変更も可能。

窓口

建築意匠に合った配色のカウンターを採用。記載台は、ハイ・ロータイプを配置し、利用者の利便性に配慮している。カウンターと配色を合わせ、面材には抗菌メラミン材を使用している。

待合

開放感のある吹き抜けスペースに1人用の待合椅子を配置、移動もしやすくソーシャルディスタンスの確保に配慮。

相談スペース

窓口・待合スペースに配置し、住民や事業者などの打合せに活用。スタンドパネルは環境に配慮したリサイクル材を使用し、工具なしで簡単に組換えができる。

執務室

組織変更など将来変化に対応できるよう、ユニバーサルレイアウトを採用。役職者・一般職の共通席とし、同一規格を利用。

執務室

課長・一般職共に共通仕様であるW1200D700の平机、オープンワゴン、肘付き椅子を利用。

個人ロッカー

ダイヤル錠仕様とし、鍵の紛失や管理などの負担を軽減。配布物は投入口より投函し、扉裏のポストに格納されるため、クリーンデスクの維持につながる。

個人ロッカー・モバイルバック

配布物は投入口より投函し、扉裏のポストに格納されるため、クリーンデスクの維持につながる。仕掛中の書類・文房具類はモバイルバックに収納し、自席へ移動。

オープンワゴン

個別ロッカーから取り出したモバイルバックをオープンワゴンに収納し、自席で執務を行う。終業時にはクリーンデスクとし、書類紛失などの防止にもつなげている。

多目的スペース

職員の休憩・作業スぺ―スの利用だけでなく、他自治体支援やコンサルタントの駐在スペースとしても活用し、交流を生み出している。

収納庫

各ゾーンに1台テンキー錠の収納庫を配置し、その他収納庫の鍵を管理。また収納天板を設置し、簡易なミーティングスペースとしても活用可能に。

議場

議場用机・椅子はすべてキャスター付きの可動式を採用、議場の多目的な利用が可能。式典や住民参加型会議、職員の朝礼などに活用。

中会議室

エントランス・復興ギャラリーに面して会議室を配置。選挙や繁忙期の税申告など、多目的利用が可能。

応接室

中央席に膨らみのある舟形天板仕様とすることで、両端の利用者が見えやすくなるように配慮。

議長室

議員控室も兼ねており、応接や更衣ロッカーを配置。