神戸市男女共同参画センター(あすてっぷKOBE)
Case Number 220311

神戸市男女共同参画センター(あすてっぷKOBE) 様

子どもと一緒に利用できる「あすてっぷ コワーキング」

 神戸市では、女性の「はたらく」を応援するため、子どもと一緒に利用できるコワーキング・就活準備スペース「あすてっぷ コワーキング」を設置。女性の就労やキャリアブランク後の再就職、仕事や子育てとの両立、働く女性のキャリアップなど、様々なテーマのセミナーや交流会を実施。また、リモートワークなど多様な働き方をする女性等が、仕事や就職準備の場、同じ悩みを持った女性どうしの交流やスキルアップの場として、子どもと一緒に気兼ねなく利用できる空間を提供。
新しいヒト・コトに出会える「わくわく感」を感じられる、街カフェのような雰囲気で女性が利用したくなる内装デザインを取り入れ、またお子様と一緒に楽しめる場となるよう様々な仕掛けや、目が届く・見通しの良いレイアウトを構築しています。
 さらに今後は、利用者の声を通じて女性の就労に関するニーズや課題を把握し、女性活躍や多様な働き方の推進施策に役立てるための実験的なスペースとして活用します。

プロジェクトの詳細

所在地 兵庫県神戸市中央区橘通3丁目4番3号
オフィス対象面積 140㎡
オフィス対象人員 25名
インテリア竣工 2021年8月30日
デザイン担当 株式会社オカムラ 関西デザインセンター 轟木 咲野華

コンシェルジュカウンター

利用者のサポートや交流の推進、女性の就労に関するニーズや課題を把握する役割。

施設全体

受付からも様子を確認しやすい家具配置。「見える・見通しの良さ」で安心・安全面に配慮している。

施設全体

死角をつくる高い家具は配置せず、見通しの良さに配慮している。

施設全体

街カフェのような雰囲気で女性が利用したくなる内装デザイン。

オープンワークスペース

個人での仕事や学習に利用し、セミナーや交流会開催時には、話し合いや、グループワークの場所として大型テーブル(飛沫防止アクリル板)を設置。

パーソナルスペース

個人での仕事や学習に利用でき、フェルトパネルで囲まれ快適なこもり感を感じられるワークブース。

パーソナルスペース

広い座面でゆったりと座れるベンチソファ席。ベビーカーを置いたり、子どもと一緒に座れるよう、隣との距離を広めに確保している。

パーソナルスペース

全てのワークスペースに電源を確保できるコンセントを配置。

パーソナルスペース

キッズスペースを見守りやすい位置に配置した上下昇降デスクは何かあればすぐに動きやすい立ち姿勢で作業が出来る。

パーソナルスペース

キッズスペースに目が届く位置に個人スペースを配置し、お子様と適度な距離を保ちながら仕事や学習が出来るよう配慮。

キッズスペース

フロアマットは耐アルコール性、耐次亜塩素酸仕様のビニールレザーを採用。

キッズスペース

子供が靴を脱いで利用でき、安全かつ自由に過ごせる。絵本・おもちゃ・モニターを配置し飽きずに楽しめるスペースづくりに配慮。

ミーティング席

モニターを配置し、画面を共有しながら打合せが可能。

集中ワークブース

静かな環境でリモート会議・オンライン学習など集中作業がしやすく、消防設備の増設不要なフルクローズ型ワークブース。

デザイナー

轟木 咲野華

「お子さんと気兼ねなく行けるコワーキングってないですよね。」というお話から「仕事」と「育児」を両立している女性たちが、今まで知らなかったコトや人に出会い、親も子供と一緒に成長できる。そんな笑顔溢れる空間を神戸市に創ろう!という想いを込めました。 神戸市男女共同参画センター(あすてっぷKOBE)はお子さんの一時保育や女性のための相談セミナーなどを開催し昔から地域に根付ている施設ですが、もっともっと皆さんに親しまれ愛されるような場所にするために、明るく温もりを感じられる空間、ここに来るとホッと心が癒され、また何度でも子供と一緒に訪れたくなるような空間創りを意識しました。 家具計画は様々なカタチのチェアを混ぜ合わせカラフルな色彩にすることで、おもちゃ箱をひっくり返したようなワクワク感を演出しながら、コワーキングという場所として個室ブース・集中スペース・上下昇降デスク等の仕事に合わせて効率よく働けるように充実させました。
これからも地域の皆さんと共に歩むこの施設を見守っていきたいと思います。