株式会社サイフューズ 様 臨場感のあるラボラトリーと居心地の良いオフィスの融合に込めた想い ――ラボ・オフィス一体型新施設「CYFUSE TOKYO」が目指す快適空間のつくり方
2010年の創業以降、再生医療・創薬などをはじめとする先端医療の分野で事業展開をしている株式会社サイフューズ。独自の革新的技術を搭載したバイオ3Dプリンタを用いて、細胞のみでヒトへ移植可能な立体的な組織・臓器を作製するなど、新しい治療選択肢の創出に取り組んでいます。
同社は2025年の事業拡張を目指して2022年4月に集約移転を実施。新拠点は、本社オフィス、再生医療等製品をはじめとする様々な領域の研究・開発を行うウェットラボ、バイオ3Dプリンタなどのデバイス機器の開発を行うドライラボに加え、組織・臓器などの細胞製品を製造することのできるクリーンルームの環境までを配備した、開放感、臨場感のあるラボラトリーとして運用されています。ラボとオフィスのゾーンが一続きの空間にある施設は、国内では例が少ない先進的な取り組みです。
以前は、入居後に増床を繰り返した結果、階違いの3か所にウェットラボ、ドライラボ、執務室が点在していました。さらに、本社オフィスを研究ラボから徒歩10分程離れた場所に設けたため、移動時間のロスや、コミュニケーションの効率に課題があるなどの状態が続いていました。
このような状況のなかで、会社の事業拡大を図るため、点在した機能を集約統合する新たなコンセプトの移転プロジェクトを発足しました。
新施設は、本来のクリーンな作業環境と高機密な情報を守ることができる機能の両立を実現した、新ラボラトリーを目指しました。加えて、ラボエリアは、臨場感・ライブ感のある見学が可能なオープン空間としています。
リモートワーク運用が困難な研究者や技術者にとっても、出社している間、活き活きと過ごせるオフィス環境を目指し、コミュニケーションがとりやすい"リビングオフィス"を完成させました。ハード面では生産性を最大化するファシリティを導入し、ソフト面では、働くシーンに合わせて場所を選択できる多様なワークスタイルを支える様々な工夫を講じて、機能性を大きく向上させています。
一般的には働き方の異なるラボワーカーとオフィスワーカーが「一緒に働くことを楽しみたい!」という想いから、"ラボ・オフィス一体型新施設「CYFUSE TOKYO」"が誕生しました。
Photographs
Data
- 企業名
- 株式会社サイフューズ
- 所在地
- 東京都港区三田3丁目5番27号 住友不動産三田ツインビル西館1館
- 納入時期
- 2022年4月