兵庫県 姫路市
Case Number 230313

兵庫県 姫路市 様

本館 こども未来局

 姫路市こども未来局は、所管する子ども子育て関連の手続をワンストップで行えるようにするとともに、窓口の混雑を分散し来庁者の待ち時間を削減させ、来庁者の利便性を向上させることを目的とし、これまで市役所本庁舎の2階と9階に分散していた窓口を一つに集約し改装しました。
 ワンストップサービスは、案内受付で用件を伝達・発券することで、ひとつの窓口で所管する子育ての手続きができるようになり、来庁者の負担軽減に配慮しています。加えて、事前予約やスマートフォンから窓口の待ち人数や混雑状況を確認することが可能となり、待ち時間の短縮や待合の心理面に配慮する取り組みが実施されています。
 来庁者の待合スペースは、キッズスペースでお子様を遊ばせ、見守ることができる「親子待合スペース」や、広いスペースで距離を保ちながらゆったりと待合時間を過ごせるスペースを整備しました。また、来庁者が安心して相談できるよう、プライバシーに配慮し、L型のブースカウンターやローパーティションで仕切った相談スペースも配置しています。
 また職員の執務スペースでは、課長職を含めたグループアドレスを採用することで、コミュニケーションを活発にし、職員の相互連携を促しています。さらに、自席以外に利用できるスペースを各所に配置し、個人の集中作業やペアワークなど業務内容に合わせ場所を選択し、業務を円滑に進めることができるよう整備しています。職員同士の業務連携や効率化を通して、さらなる市民サービス向上につなげています。

プロジェクトの詳細

所在地 姫路市安田4丁目1番地
対象面積 約735㎡
オフィス対象人員 83名 
インテリア竣工 2022年12月 
デザイン担当 株式会社オカムラ 関西デザインセンター 木下 道生

案内窓口

メイン動線に案内窓口・受付発券機を設置し、番号表示のモニターやスマホで窓口待ち人数や混雑状況を確認できる。カウンターはハイタイプからロータイプへの将来変化にも対応可能。

窓口

カウンターに配置したセグメントパネルは取り付け位置を移動することができ、窓口の増設など将来変化に対応。

窓口

安心して相談や手続きが出来るよう、プライバシーに配慮したL型ブースタイプのカウンターを採用。

親子待合スペース

キッズスペースでお子様を遊ばせながら、待合時間を親子で快適に過ごすことができる。張材は耐アルコール・耐次亜塩素酸ナトリウム仕様とし、メンテナンス性に配慮。

相談コーナー

複数名で利用できる相談スペースを2箇所配置。ベビーカーなども傍らに配置することができ、安心して相談できる環境を整備。

待合スペース

窓口より離れた場所に設置されており、前面に配置された番号表示モニターで状況を把握、テーブル席や1人用椅子でゆったりと時間を過ごすことができる。

執務室

課長席を含めたグループアドレスを採用。職員の相互連携を促し、コミュニケーションの活性化や風通しの良い職場環境づくりにつなげている。

執務室

各自ワゴンを廃止することで、属人化する書類の削減、ペーパーレスでの業務運営を目指している。

個人ロッカー

書類や文房具を収納するだけでなく、配布物を扉裏にポスト出来る投函口や充電用のコンセントが2口が準備されている。

遠隔行政窓口ブース(令和5年4月より)

遠方の支所と本庁舎をオンラインで結び、対面で相談等ができるサービスを導入。相談業務に集中できるよう、周囲の視線を遮り、音の反響を抑えるワークブースを設置。

リフレッシュスペース

ソファーベンチを採用することで多人数でのフレキシブルな運用が可能。

リフレッシュスペース

カフェキャビネットを設置した給茶スペース。ハイテーブルを囲み寄り集まることで、短時間の休憩の中にもコミュニケーションが生まれる。

ミーティングスペース

H1920の吸音効果のあるパネルを採用することで籠り感を感じる。ソファーベンチはリラックスした雰囲気を演出、ハイスツールはアイデア出しなどの打合せに最適。

上下昇降デスク

窓際を中心に10台設置し、利用者の使いやすい高さに設定することが出来る。集中作業や短時間のペアワーク、封入封緘作業など業務内容に合わせて活用。