自治体庁舎・官公庁の納入事例

茨城県 龍ケ崎市 保健福祉棟  様

茨城県 龍ケ崎市 保健福祉棟  様

だれもが集い、つながる、

あたたかな拠点へ

  • 新庁舎

 令和7年4月、龍ケ崎市は本庁舎隣接地に保健福祉棟を新設しました。この施設は、「健康・子育て・高齢者福祉・市民交流」の4つのコンセプトからなる、複合施設です。1階は「行政窓口エリア」として、健康と子育ての一体的な相談支援体制を構築した「保健・子育てゾーン」と、高齢福祉窓口に加え、社会福祉協議会や地域包括支援センターが入居し、福祉のワンストップサービスを実現する「高齢福祉ゾーン」に分かれています。また、2階は「健診エリア」として、市民向けの各種健康診断を行う場所となります。

 3階は「市民交流エリア」として、市民が気軽に利用できる多世代交流センター「RINK」が整備されました。このフロアは、みんなが集える場所としてのパブリックスペースをはじめ、介護予防事業やダンス教室などを想定した防音性能を備えたコミュニティーホール、創作意欲をかきたてるようなミーティングルーム、食への関心を高めるためのキッチンスタジオ、お子様が遊べるキッズスペースなどで構成されています。これらの施設は1・2階の機能と一体となり、市民が生涯にわたり健康で安心して暮らし続けるための支援拠点としての役割を担っています。

 この施設は、市内初のZEB Ready認証を取得しており、ペーパーレス化を推進するためにデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、デジタルサイネージ、電子黒板、混雑状況を把握できる「AIカメラ」などを積極的に導入しています。さらに、森林環境譲与税を活用し、窓口カウンターなどに県産材・国産材を使用することで温かみのある空間を創出するとともに、環境保護への啓発活動にも取り組んでいます。

PROJECT DATA

所在地 茨城県龍ケ崎市3543
延床面積 2,712.48㎡
オフィス対象人員 100名
インテリア竣工 2025年3月
デザイン担当 株式会社オカムラ 自治体設計センター 加藤 充敏
龍ケ崎市ホームページ 龍ケ崎市公式ホームページ

記事内の情報は取材当時の情報です。

この記事は2025年6月16日に公開されたものです。