流通

アパレル

拡大するEC需要に対峙する新社屋兼物流センター

株式会社 白鳩 本社屋兼物流センター

保管効率と
受注処理能力の向上

インナーウェアECを手掛ける白鳩様は、2020年8月に本社屋兼物流センターを新設されました。同社にとって5回目の移転となるその背景には、顧客の利便性を優先し、在庫を多数抱える販売方式を取っている点にあります。主力製品の女性用下着ではカラー・サイズ共にバリエーションも豊富に揃え、その在庫数は120万点にも及びます。在庫保有による迅速な発送が強みであった白鳩様が、膨大に増加する在庫量と迫られる効率化への課題がありました。

受注処理件数と保管効率の大幅な向上

生産性

一日あたりの処理能力が
移転前よりアップ

1注文を約2点と換算すると、オートストアの受注処理件数は、一日あたり3,600件に上り、従来型のピッキングと合わせて合計6,000件の処理が可能となりました。

保管効率

平置き保管の
倉庫時と比較して

120万点にも及ぶ在庫数で、倉庫は飽和状態に。時には複数の倉庫に分かれて保管していましたが、新センターに集約。在庫の3割にあたる商品数の保管をオートストアが担い、保管効率が4〜5倍に向上しました。

  • 在庫の3割にあたる約3万SKUの商品を格納。高頻度オーダー商品が上段に集約されていく仕組みや事前にオーダー情報を送信し、作業前に上段に集約する運用でスピーディーな出庫を実現。

  • 床から隙間なく積み上げられたビン(コンテナ)。密閉された状態で格納されるため、セキュリティや衛生面にも配慮。手前には将来の増設スペースを確保。

  • 入出庫作業を行うポート(ピッキングステーション)。次々とビンが運ばれてくるポートでは、担当者がその場を動くことなく、商品の補充・ピッキングを行っている。

大容量のストレージだけでなく、高く評価されたのが、そのピッキング性能です。48台のロボットが注文された商品の入ったビンをポートまで運ぶので歩き回ることがなく、知識や熟練度に左右されないピッキング作業で、処理件数は移転前より大幅に向上しました。メーカーとの連携で、入荷した箱をそのままビンに入庫するなど運用改善にも積極的で、オートストアと共にさらなる効率化を進められています。

導入エリアの紹介

導入エリア図
  • ロボット台数 48
  • カルーセルポート 8カ所
    入出庫兼用
  • ビン数 19,656
    330ビン/14段積み
  • 入庫能力 104ビン/時間(計算値)
    出庫能力 1,096ビン/時間(計算値)

    ※入庫1ポート、出庫7ポートで運用した場合
CORPORATE DATA

株式会社 白鳩 
本社屋兼物流センター

所在地
京都府京都市伏⾒区竹田向代町22番地
延床面積
15,300m2(5階建)
竣工
2020年8月

インナーウェアのインターネット販売及び直営店舗「SHIROHATO」を運営している株式会社 白鳩様。2020年8月にEC事業の拡大に伴い、オフィスや配送センター、倉庫を有する約15,000m2の本社屋兼物流センターを新設しました。

掲載している情報は、
納入および取材当時のものです。

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