製造

釣具

作業効率と保管効率を高レベルで両立した新物流センター

株式会社 ハヤブサ 本社屋兼物流センター

現状設備での保管能力・
出庫スピードの限界

1959年創業の釣具をはじめ、現在ではアパレル、ペット用品の製造販売を行う、株式会社ハヤブサ様。物流業務は自社で運営しており、業界ではいち早く自動倉庫を導入しましたが、アイテム数増加で従来の自動倉庫の保管能力は限界に達していました。また発注量に対しての出庫スピードも追い付かず、時期によっては24時間対応を迫られるなど、人手確保も問題となっていました。現状の課題に加え、将来的な労働力・スペース不足を解決するため、新物流センター建設プロジェクトを発足。

10年先も運用可能な物流体制

作業効率

入出庫能力の向上により
24時間➡8時間稼働に

従来設備では常時1万アイテムを取り扱う中で出庫スピードが追い付かず、繁忙期は24時間体制で対応。オートストアを導⼊することで出庫スピードは従来と⽐べて3倍の速さとなり、稼働後は日中8時間稼働で運⽤しています。

保管効率

従来のクレーン式
自動倉庫保管と比較し

年々増加するアイテムを保管するため外部倉庫を借りるなど非効率な運用となっていました。新センターでは、以前の⾃動倉庫と⽐べて2倍の保管量を確保でき、将来的な在庫量の増加を⾒据えた対応となっています。

  • 架台上の上部空間を活用し段積みを4段と低くすることで、ロボットが目的のビンを掘り起こす時間が短縮され、出庫スピードは従来と比較して3倍アップ。

  • 広く浅く設計した保管エリアでは、国内最大規模の76台のロボットがポートまでスムーズに走行。

  • 出庫ポート横のリフター・コンべヤで梱包エリアへ。作業者は定点で作業可能。

プロジェクトを発足後、1年以上検討を重ねて選ばれたのが、オートストアでした。特筆すべきは架台上にオートストアを設置したスペースの有効活用です。自由度の高いレイアウトを生かし、上部空間を活用した高密度保管と床面の作業スペース確保を同時に実現。またロボット作業エリアの面積を広くし、段積みを低くすることで、ビン(コンテナ)の掘り起こし作業時間が減少。1出庫につき16秒で作業者の手元へ商品が運ばれてきます。オートストアの導入により10年先でも運用可能な物流体制を確立することができました。

導入エリアの紹介

導入エリア図
  • ロボット台数 76
  • カルーセルポート 11カ所
    入庫3ヶ所 出庫8ヶ所
    + 将来増設ポート3ヶ所
  • ビン数 22,933
    330ビン/14段積み(架台上は4段)
  • 入庫能力 180ビン/時間(計算値)
    出庫能力 1,712ビン/時間(計算値)
CORPORATE DATA

株式会社 ハヤブサ 本社屋兼物流センター

所在地
兵庫県三木市吉川町大畑341–23番地
延床面積
5,000m2(2階建)
竣工
2020年10月

1959年創業の釣具をはじめ、現在ではアパレル、ペット用品の製造・販売を行う株式会社ハヤブサ様。新製品のほか50年以上続くロングセラー商品など、取扱いは約2万アイテムまで増加。2020年には本社兼物流センターを新築。

掲載している情報は、
納入および取材当時のものです。

事例動画

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