熊本県庁
Case Number 230712

熊本県庁 様


 熊本県庁は、働き方改革の一環として、執務室環境改善を実施、庁内への横展開を想定したトライアルオフィスを構築しました。実際に実施した財産経営課は、ファシリティーマネジメントの推進を担当しており、トライアルと検証を通して、より実践的な県職員の働く場のモデル構築を目指しています。
 今回の整備では、業務内容に合わせ、はたらく場を選択するABWを導入しました。複数名で利用できるベース席、個人作業に適したカウンター席や集中ブース、WEB会議などに最適なワークブースなどを配置し、職員は効率的に業務を進めることができる最適な場を選択することができます。また、年度初めの数か月は、異動や新任職員へのフォローアップを重視し、一部でグループアドレスで運用するなど、状況に応じたフレキシブルな運用を採り入れいます。これにより職員の自立性を促し、業務の効率化・相互連携の強化へ繋げる取り組みを進めています。

プロジェクトの詳細

所在地 熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18-1
対象部門 本庁舎2階  財産経営課 30名  194.4㎡  
インテリア竣工 2023年3月12日
デザイン担当 株式会社オカムラ 西日本デザインセンター 中原 忠亮

執務室

フリーアドレス席・ワークポイントを設定し、業務内容に合わせて自席を選択できるABWを採用、業務の効率化に繋げている。

ベース席

キャスター付きでフレキシブルに移動できる汎用性の高いテーブルを採用。一人当たりW1200D600机上面を使用し、ワゴンレスの運用を実践。

役職者席(固定席)

課の中央窓側に設置し、全体を見渡すことが可能。丸椅子を配置することで、自席で簡易な打合せや報告にも対応できる。

上下昇降テーブル

短時間の打合せに最適な立ち会議スペース。使いやすい高さに調整できるため、封入などの作業スぺ―スとしても活用。

カウンター席

屋外の眺望を楽しめる窓側に面したカウンター席は、個人の集中作業だけでなく、アイデア出し作業やペアワークに最適なスペース。

集中ブース

周囲の視線を遮り、吸音効果のあるパネル仕様のワークブース。個人の集中作業やWEB会議スペースとして活用。

集中スペース(上下昇降デスク)

業務内容に合わせ、使いやすい高さに調整できる上下昇降テーブルを採用。立ち姿勢で業務することで、疲労軽減や気分切替にもつながる。

立ちミーティング

収納庫を利用した立ちミーティング。声掛けにより瞬時に集まり、短時間の打合せやペアワークに活用。

ペーパーレス会議

資料を印刷配布することなく、モニターに資料を投影することで、業務の効率化・ペーパーレス化に繋がる。

モバイルロッカー

自席のワゴンを廃止し、モバイルロッカーに個人書類やPCを収納。フリーアドレス制の為、配布物を投函できる扉裏ポスト仕様を採用。

モバイルバック

個人書類や文房具を収納するバック。終業時は各自のモバイルロッカーに保管し、執務中は自席に持ち運び利用する。