
鰺ヶ沢町は青森県西部に位置し、日本海に面する人口約9,300人の町。北は日本海に臨み、南は世界自然遺産の白神山地を有し秋田県に隣接しています。
旧庁舎は老朽化や耐震性への不安、沿岸立地に津波の心配があることなどから、新庁舎は防災拠点としての機能を強化するため高台へ移転し、隣接する消防庁舎との連携を強化しています。
利用頻度の高い窓口を1階に集約、ゆとりのあるローカウンターを配置し利便性に配慮。町民ロビーやくつろぎスペース、会議室の貸し出しなどにより、町民の憩いの場を提供しています。フラットな形状の議場は、議会だけでなく各種講演会などの多目的な利用を想定しています。
執務室は、職員すべて共通規格の什器を使用したユニバーサルレイアウトを採用し、組織変更や将来変化に対応、運用時のコスト削減にもつなげています。また、利用者の履歴管理、オートロック施錠ができるセキュリティー収納を導入し、厳重なセキュリティー管理がなされています。
プロジェクトの詳細
所在地 | 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字舞戸町字鳴戸321番地 |
---|---|
延べ床面積 | 3,929㎡ |
オフィス対象人員 | 160 名 |
インテリア竣工 | 2021年3月 |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ 東日本デザインセンター 佐川 寛之 |

町民ホール
会議室等の町民利用をはじめ、交流と情報発信の場として活用。

ほけん福祉課窓口カウンター
取り付け位置を可変できるセグメントパネルを採用し、将来変化に対応。

総合窓口課カウンター
利用頻度の高い窓口を1階に集約、町民の利用しやすさに配慮。

窓口カウンター
カウンターはすべてロータイプを採用し、町民が安心して相談できるよう配慮。

執務室
ユニバーサルレイアウトを採用し、役職者・一般職共通で什器規格を統一。

執務室
1200W600Dの平机に可動式ワゴンの什器規格。異動時にはワゴンと荷物の移動により、ランニングコスト削減につながる。

総合窓口課(会計課)
非接触カード式のセキュリティ収納を採用し利用者履歴管理、オートロック施錠が可能に。

中会議室
町民利用可能な会議室。可動間仕切りで会議室を連結・分割することで、効率的な利用が可能に。

くつろぎスペース
窓際にハイカウンターを配置し、個人利用のしやすさに配慮。屋外の眺望を楽しむことができる。

議員控室
図書閲覧・更衣スペースを兼ねて配置し、配線孔付テーブルを採用し、PC利用などに配慮。

危機対策室兼庁議室
隣接する鰺ヶ沢消防庁舎との連携による防災拠点の役割を担う。

議場
フラットな形状とし、議会だけでなく各種講演会等の多目的利用を可能。

議場
傷の付きにくいリノリウム天板と木材のコントラストが映える議場机。

議場(傍聴席)
議席と同フロアにテーブル付きのスタッキングチェアを配置し、フレキシブルなレイアウト変更が可能。