現場スタッフの声

透析室折り戸システム 河北透析クリニック

数十年先まで見据えながらの移転新設。
始まりはエアコンの風へのクレームを
解決してくれた「サスティア」からでした。
            

1階 折り戸システムを採用した準個室タイプの透析ブース

患者さん一人一人に向き合うため、
透析エリ アを1フロアから2フロアへ。
― 2018年取材 ―

河北透析クリニック院長 青木尚子さん

河北透析クリニック院長 青木尚子さん

技師長代理 青柳慎介さん

技師長代理 青柳慎介さん

事務部長 落合直樹さん

事務部長 落合直樹さん

看護科 岡田圭代さん

看護科 岡田圭代さん

河北透析クリニックのご紹介からお願いします

落合:
河北総合病院では1971年から透析医療に取り組んできました。1992年に河北総合病院から透析専門施設として独立、河北葦クリニックが創設されました。以後26年の時を経て今回の河北透析クリニックの開設となりました。理由は施設が老朽化したこと、また患者さんの様態が長い歳月の中で変わってきたためです。将来的に患者さんの様態や地域でのニーズがどうなるかを想定しながら、この新しいクリニックの計画を立てました。

青木:
そうです。高齢者のケアに重点を置いていて、院内介助でヘルパーさんが出迎えて脚の悪い方たちをご案内しています。また、透析中のリハビリも理学療法士と看護師、技士が協力して行っています。

今回のサスティア採用のきっかけは

青柳: 
当時、透析時にエアコンの冷たい風や暖かい風が顔や腕に直接かかって不快だというクレームがとても多くて困っていました。そんな時に、リニューアルしたばかりの病院の方から「風が吹かないエアコンを入れたんだ」と聞いて、実際に見せてもらったんです。これはいいなと思っていたところ、オカムラさんの展示スペースで、同じような提案がありました。最初はエアコンから入ったんですが、そのうちエアコンが組み込まれているパネルそのものとか、チェアベッドもありますという話になって、それじゃそれらを組み合わせていこうということになりました。

0行目:オープン(左)、セミオープン(右)タイプの2階透析ブース

オープン(左)、セミオープン(右)タイプの2階透析ブース

2 階の透析エリアはいかがですか

落合:
 最初は旧クリニックの約180名いる患者さんをそのまま1つのフロアへ移動する計画でした。しかし、高齢化への対応や患者さんのプライバシーを考え、2フロア構成にして1フロアは個室環境にしようという計画になりました。

青木:
 この2フロア制は、患者さん一人一人にとって幸せな生き方をサポートしていく「幸せに生きる」というコンセプトのためです。それを受けて、高齢者の方には介護を受けやすい、通院しやすい環境を整え、若い患者さんにはプライバシーが守れる、落ち着いて透析を受けられる空間を提供しようと考えました。そこで、今回の2階の44床と1階の準個室を造ったのです。2階の5人ベッドの列は車椅子などのために間隔を広げ、6人ベッドの列は患者さん同士の目線を遮るパーティションを入れています。実はこうした計画のコンセプトをお伝えして、数社から提案してもらったのですが、その中でオカムラさんの「サスティア」が、最も強固で災害時の不安もありませんでした。また、表面にマグネットが付けられるのがとても気に入りました。今まで掲示物はテープで貼っていたので汚れるんですね。それでマグネットを使えるのがとてもうれしかったんです。また、今後高齢者の方が増えた時に6人ベッドの列を5人ベッドの列にすることも考えると、可変性も重要だと思いました。そういう点でもオカムラさんの「サスティア」が当院のニーズと合致したのでお願いさせていただいたんです。

青柳:
 自立歩行で通える人と車椅子で通う人を真ん中から2つに分けることで、患者さんごとに対応できて動きやすくなりました。またパネル内に電気や水などのパイプが通っているので、ここにコンソールを置くからここからパイプを取り出してほしいということにも柔軟に対処してもらえました。

岡田:
 コンセントの位置も看護師や技士たちの使い勝手を考えて取り付けてもらいました。以前は機械類をかき分けてコンセントの位置を探さなければならなかったので、とても使いやすくなりました。パネルの表面も、透析は血液が飛び散ったりするので、汚れを拭き取りやすい、掃除しやすいのはとても助かります。

チェアベッド採用の1階準個室透析ブース

チェアベッド採用の1階準個室透析ブース

輻射熱空調を組み込んだ1階個室

輻射熱空調を組み込んだ1階個室

ストレッチャーによる処置中もしっかり通路を確保

ストレッチャーによる処置中もしっかり通路を確保

モニターと個人ロッカーもパネル内に設置

モニターと個人ロッカーもパネル内に設置

1 階の準個室の透析エリアはいかがですか

青木:
 ドアひとつとってもストレッチャーがスムーズに入らなければ困るとか、中で着替える方もいるので目隠しにしたいとか、細かなことをたくさんお願いしました。他にも、引き戸や取っ手やストッパーなどの位置まで、オカムラさんは一生懸命考えてくれました。また、無機質な印象にならないように、部屋と部屋の間にインテリアガラスを入れてもらいました。デザイン面でもスピーディーに対応してもらえました。

青柳:
 今回の移転は、決まったスペースの中に12部屋を造るという制約がありました。しかも、通路にはストレッチャーも安全に通れなければならない。折り戸という仕組みで、その悩みを一気に解決できたのが大きかったです。着替える患者さんのプライバシーも守れますし。

輻射熱の空調はいかがですか

青柳:
 今のところ、空調へのクレームはありません。私も実際横になってみたのですが、エアコンをフル回転させても風が出ないので、風に関するトラブルはこれで解消できたと思っています。

青木:
 これまでは、エアコンの風が当たるから、ベッドを移動してくれという訴えが多かったんですよ。そうしたクレームがないというのは実はすごいことなんです。

青柳:
 他の透析施設でも悩んでいる方は多いと思います。「サスティア」で解決できると知ったら皆さん興味を持たれるんじゃないでしょうか。

全体的に何かご感想はございますか

落合: 今後、建替えや移転や縮小拡大があるかも知れません。そうした際にも「サスティア」なら可変性という面でもとても便利だと思います。10年後、20年後でも新しい時代の流れに対応してまた組み立てられるところに大いに期待しています。

青木: わたしが印象的だったのは、最初の打合せの時にオカムラさんは7人位の大人数で来られたじゃないですか。それで、私たちがああしたいこうしたいと言うと、その場でこれはできます、あれもできます、それは難しいですって答えてくださったんですよね。その後も皆さんすごく熱心にいろいろ話を聞いて、こちらのニーズを真剣に検討してくださったことが、私は本当にうれしかったです。安心しておまかせすることができました。過程が素晴らしかったです。

青柳: 我々も今になってみればこういうコンセプトでと言っていますが、最初の時点では、何かもやもやと頭の中にあるだけで明確なものはなかったんです。あの時、オカムラさんが本気モードで聞いてくださったおかげで、「ああ、こんなことがしたかったんだ」と自覚できたのだと思います。

患者さんの声

1階準個室・ベッドご利用
「落ち着いた雰囲気で豪華な印象の準個室。エアコンの風も吹きつけてこないので快適です。」

1階準個室・チェアご利用
「重たい気持ちにならず、気軽に透析に通えるようになりました。専用チェアも体を包み込むようでとても快適です。」

施設紹介

河北総合病院は東京・阿佐ヶ谷で1971年より47年にわたり透析医療に取り組んできました。「河北葦クリニック」は1992年に河北総合病院から透析専門施設として独立し、2018年3月5日に名称を「河北透析クリニック」と改めて隣接地に新規開設しました。新棟では患者さんのプライバシーに配慮した準個室透析を開始。また、高齢の患者さんが住み慣れた地域で継続して生活できるような支援体制を整え、より一層安心できる透析施設をめざしています。

施設データ
所在地
東京都杉並区阿佐谷北1-18-9
透析ベッド
56床
ホームページ
河北透析クリニック