沖縄県立八重山病院

地域に必要な医療体制の充実を図るため移転新築。

八重山・外観

施設概要

所在地
沖縄県石垣市口栄里
オープン
2018年10月
建 物
地上5階
診療科目
24科目
病 床
302床
設 計
株式会社伊藤喜三郎建築研究所・ 有限会社外間建築設計事務所
施 工
株式会社大米建設•株式会社屋部土建・株式会社南海建設

 11の有人島を抱える八重山圏域の中核病院として、地域に必要な医療提供体制の更なる充実のため、旧石垣空港跡地へ移転新築した沖縄県立八重山病院。「高度の医療機器や設備の導入」、「病院機能の更なる強化」、「患者さまへのホスピタリティー」に重点を置いて、2018年10月にオープンしました。
 新病院は、集中治療室(ICU)と高度治療室(HCU)を増床、新生児集中治療室(NICU)から継続保育が可能な継続保育室(GCU)を新たに整備、最新のコンピューター断層撮影装置や血管造影放射線撮影装置などの医療機器を導入し、地域医療の拠点となるよう機能を強化しました。またホスピタリティーの重視として、照明は落ち着いた雰囲気の暖色系を基調にし、広い窓やベッドの配置を工夫、ストレスを感じさせない空間づくりに努めています。さらに、安心で安全な医療を提供できるようスタッフ教育や研修、接遇などにも力を入れ、地域に貢献できる「医療人の育成」と「チーム医療」にも取り組み、地域の方々に信頼される病院作りを目指しています。

【説明】開放感あふれるエントランスホールには、組み合わせが自由にできるソファー・テーブルを配置。 吹抜けの壁面を飾るミンサー織のオブジェがアクセント。

【説明】子どもの恐怖心を和らげるよう、壁一面に海の生き物たちを配した小児科診察室。

【説明】緊張を和らげるやさしい色合いの家具で構成した小児科待合。子どもも大人も一緒に座れ、遊び心あふれるウェーブ形状のソファーを配置。

【説明】背中をしっかりサポートするハイバックチェアを選定した総合待合。ミンサー織をデザインしたガラスと張地の色をコーティネート。

【説明】木をふんだんに使った温もり豊かな病棟デイルーム。人数に応じて組み合わせて使える四角テーブルで構成。

【説明】ペッド間を可動式収納で仕切った4床室。省スペースに対応できる折りたたみチェアを配置。