自治体庁舎・官公庁の納入事例

山口県 山口市 様
来庁者、働く人、
みんなにやさしい、
快適な環境が整う新庁舎
令和7年5月、山口市は市民サービス拠点となる新本庁舎棟を開庁しました。この新庁舎は、分散していた環境・教育・消防などの部局を集約し、利便性の高い市民サービスを拡充しています。また、ユニバーサルデザインの採用や省エネルギー化により、誰もが使いやすく、地域の脱炭素にも貢献する庁舎を実現しています。
行政サービスの面では、1・2Fに市民利用の多い窓口を配置し、引っ越しなどの手続きがワンストップで対応できる「書かない」・「待たない」窓口サービスを開始しました。
環境にやさしい庁舎としては、一次エネルギー消費量を50%以上削減するZEB Readyを達成し、天井放射空調を採用することで、温度ムラの無い快適な空間を実現しています。
職員の執務スペースでは、課ごとに仕切りのないオープンフロアを採用し、役職者のひな壇席を廃止しました。また、什器モジュールや仕様を統一したユニバーサルレイアウトを導入することで、将来的な変化に柔軟に対応可能な設計となっています。これにより、スペースの有効活用や人事異動時のランニングコストの低減を実現しています。
さらに、この新庁舎は、今後第2期工事で整備される市民交流棟、広場、新立体駐車場とともに、ひと・まち・未来にやさしい庁舎として整備が進んでいきます。これらの一体の整備により、単に庁舎としての利用にとどまらず、まちのにぎわいや市民の交流、周辺の自然環境や文化施設との共生・調和を図り、市民が心地よく集い、憩える空間や景観を創出してまいります。
PROJECT DATA
所在地 | 山口県山口市亀山町2番1号 |
延床面積 | 24,129.11㎡ |
オフィス対象人員 | 1,030名 |
インテリア竣工 | 2025年3月 |
デザイン担当 | 株式会社オカムラ西日本デザインセンター中原 忠亮 |
公式サイト |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2025年7月10日に公開されたものです。