物流システムの納入事例

レオン自動機株式会社 上河内工場 様
事業拡大で増加する部品の保管スペース不足と
作業効率・環境の改善が課題
レオン自動機株式会社様は、1963年の創立以来、世界初の自動包あん機の開発をはじめ、和菓子、パン、ペストリーなど幅広い食品生産機械を製造・販売し、世界130か国へ製品を出荷するなどグローバルに事業を展開しています。顧客の要望にあわせて500機種もの機械を展開する中、工場では月に約4万点の部品を取り扱っており、事業拡大に伴い保管スペースや作業効率の課題が顕在化していました。従来の平置き棚による部品保管では、広大な面積に対して高さが1.8mまでしか使用できず、ピッキング作業は、作業者の負担や環境面での改善が求められていました。
少量多品種生産のため組立工程の抜本的な自動化が難しい中、部品の物流工程に着目し、自動化によるスペース効率と作業環境改善を目指してオートストアを導入。約1万SKUの部品を効率的に保管し、床面積は1/3に縮小、ロボットによる定点ピッキングで作業者の歩行負担を軽減しました。空調設備の整備による作業環境の向上や、部品取り違いなどヒューマンエラー・属人化の解消も実現。今後は組立工程への部品供給や配膳業務の自動化にも取り組み、省力化・効率化を推進し、「存在理由のある企業たらん」という社是のもと、食品業界を支える物流DXと企業価値向上を目指していきます。
PROJECT DATA
所在地 |
栃木県宇都宮市中里町 715-1 |
敷地面積 |
95.291m² |
従業員数 |
390名(全社員712名) |
記事内の情報は取材当時の情報です。
この記事は2025年9月 3日に公開されたものです。