製造

食品機械

事業拡大で増加する部品の保管スペース不足と作業効率・環境を改善

レオン自動機 株式会社 
上河内工場

生産工程の自動化が
困難なため
部品の物流工程に着目

レオン自動機株式会社様は、1963年に創立した食品機械メーカーで、世界で初めて「自動包あん機」を開発し、多様な食品生産機械を製造・販売しています。
以前から製造工程の自動化は順次進めてきましたが、顧客ごとの受注生産品は組立工程の自動化が難しく、抜本的な対応は困難でした。一方で工場内における部品の物流工程は、紙のリストと人手による作業のままで、部品数の増加によるスペース不足や作業の属人化といった課題を抱えていたため、物流工程の自動化投資が最も費用対効果が見込めると判断し、オートストア導入を検討しました。

食品業界を支える物流DXと
自動化のさらなる推進へ

保管スペース

従来の平置き棚保管と
比較して

従来の平置き棚での運用では、850㎡のスペースに部品を保管していましたが、オートストア導入によって280㎡のスペースで保管量を確保。工場や倉庫の増床をすることなく、保管スペースを確保できました。

作業員体制

GTP(Goods To Person)
省人化・省力化へ

オートストア導入前は、約10名の体制でピッキング作業を行っていましたが、導入後は6〜7名で完了。少ない人員・労力でも増加する物量に対応でき、さらに習熟度に依存しないピッキング作業で属人化からも脱却できました。

  • オートストアには生産用の部品と販売用の保守部品を保管している。顧客によっては長期使用している機種もあり、ロングテールになる保守部品と少量多品種生産に対応した組立用部品、どちらの保管にも親和性が高いオートストアがマッチした。

  • 棚保管の際はベテラン社員の経験に頼っていたピッキング作業も、オートストア導入後は現場でOJTを1日行うだけで、誰でも同じ効率で作業をすることができるようになり、ピッキングミスも解消された。

  • オートストアに入出庫する部品は、現在は台車で搬送しているが、近い将来、配膳ロボットやコンベヤの導入も検討しており、さらなる効率化を目指している。

導入の決め手は、オートストアで課題のすべてを改善できることでした。保管スペース不足に対しては、約1万SKUの部品をオートストアに保管し、床面積を1/3に縮小。ロボットでの定点ピッキング作業で、歩行削減のほか作業者近くに空調を整備し、作業環境を大きく改善できました。さらにヒューマンエラーや経験に依存する属人化作業からも脱却。オートストア導入により、生産用部品や販売用保守部品の保管やピッキング作業の自動化を実現することができました。今後は、組立工程への部品供給や配膳業務の自動化にも取り組み、省力化・効率化をさらに推進します。「存在理由のある企業たらん」という社是のもと、正確かつ迅速な供給体制を構築し食品業界の生産を支えるとともに、DX推進による企業価値向上を目指していきます。

導入エリアの紹介

導入エリア図
  • ロボット台数 9
  • カルーセルポート 3カ所
  • ビン数 10,328 
    330ビン(うち使用8,000ビン)
  • 入出庫能力
    198ビン/時間(計算値)
CORPORATE DATA

レオン自動機 株式会社
上河内工場

所在地
栃木県宇都宮市中里町715-1
敷地面積
95.291㎡
従業員数
390名(全社員712名)

レオン自動機株式会社様は、1963年に創立した食品機械メーカーです。世界で初めて「自動包あん機」を開発し、和菓子、パン、ペストリーなど多様な食品生産機械を製造・販売。国内外に拠点を持ち、世界130か国に出荷するなどグローバルに事業を展開しています。

掲載している情報は、
納入および取材当時のものです。

その他の納入事例

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