地方独立行政法人 佐賀県医療センター 好生館

「佐賀県ナンバ一ワンの病院」を目指して、名称も新たに再スタート。

佐賀県医療センター好生館・外観

施設概要

所在地
佐賀県佐賀市嘉瀬町中原400番地
オープン
2013年5月
建 物
地上8階
診療科目
26科目
病 床
450床
設 計
株式会社日建設計九州・株式会社三島設計事務所JV
施 工
株式会社竹中工務店・松尾建設株式会社・中野建設株式会社JV

佐賀藩主・鍋島閑叟公により創設された「医学館」を前身とし、地域の基幹病院として高度・特殊医療、救急医療、一般医療等を担ってきた佐賀県立病院好生館。施設の老朽化、狭隘化に加え、より良質で高度な医療の提供を目指して移転・新築を決定し、2010年の地方独立行政法人化と同時に新病院の建築に着手。2013年5月、県民からの公募で決まった病院名「佐賀県医療センター 好生館」としてオープンしました。

新病院は、患者さんや家族など来院者の誰もが快適に過ごせるよう、明快な動線計画や個室率の向上を図るとともに、屋上へリポートを設置して基幹災害医療拠点病院としての機能の充実も図りました。建物は災害に強い免震構造、省CO2技術の導入により、国土交通省の住宅・建築物省CO2先導事業に採択されるなど、環境に配慮した建物にもなっています。

エントランスホール・総合受付2層吹き抜けのエントランスホール。内装材やロビーチェアに佐賀県産材を活用し、利用者が親しみの持てる癒しの空間を創出。総合待合には、緊急時に診察台として使えるチェアを採用。

スタッフステーション患者さんを見守りやすいオープンカウンター方式のスタッフステーション。IT化に対応したナーステーブルとナースカートを導入。

個室
個室には、患者さんの回復期にも使え、付き添いの方のベッドにもなるリクライニング兼用ベッドチェアを設置。

診察室婦人科・小児科ゾーンの診察室は、メディカルクラーク席を配置し、優しく温かみのあるカラー構成に。

診察室車椅子利用者などに配慮し、スペースが有効活用できる跳ね上げ診察台を採用。

医局執務や研究に集中できるよう、ハイタイプのブース形式で構成し、ダーク系の色調でコーディネートした医局。コミュニケーションが図れるよう、ゾーン中央はオープンラウンジになっている。

スタッフ控え室手術室・集中治療室フロアのスタッフ控え室。緊急オペや重篤な患者さんにスムーズな対応ができるよう、ゆとりあるエリア構成になっている。