特定機能病院/地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター

大阪府立成人病センターが、名称を改め大阪城公園傍に移転新築。

大阪国際がん・外観

施設概要

所在地
大阪府大阪市中央区大手前3丁目1番69号
オープン
2017年3月
建 物
地下2階、地上13階
診療科目
34科目
病 床
500床
設 計
株式会社日本設計・株式会社竹中工務店
施 工
株式会社竹中工務

 国内初の生活習慣病専門の医療機関として、1959年に開院した大阪府立成人病センター。その後、がんと循環器疾患に特化した病院へと発展、さらにがん患者の増加に加え、外国人観光客や在日外国人の増加にも対応できるよう、2017年3月、大阪国際がんセンターと改称して新たなスタートを切りました。「病院」に加え、世界中から注目される研究拠点を目指した「研究所」、大阪府のがん患者のデータを治療法などに有効活用する「がん対策センター」を三本柱に、がんに特化した、グローバルな病院を目指しています。
 また、病院は閉ざされた環境の中でがんと闘うという場所ではなく、多くの人が集まるオープンなスペースへと生まれ変わる必要があるのではとの思いから、一般の人も利用できる200人収容のホールを設け、コンサート、落語、講演会などを不定期で企画。「病院=治療」というイメージから脱して、「病気ではないけれど、行ってみたい」と思える場所になるような工夫も凝らしています。

大阪国際がん・病室テレビ台を兼ねたデスクと、ゆったり寛げるソファを配した特別病室。夜にはライトアップされた大阪城が楽しめる。

大阪国際がん・スタッフステーション各病室に目配りができる位置にナーステーブルと点滴作業台を配置したスタッフステーション。

大阪国際がん・デイルーム大阪城を望む食堂・デイルームには、人数によってレイアウトが変えられる正方形のテーブルと木製の椅子を採用。

大阪国際がん・診察室患者さんと医師がコミュニケーションを取りやすいラウンドタイプの診察デスクを採用した外来診察室。掲示物用にホワイトボードも設置。

大阪国際がん・センターカンファレンススタッフ同士が自然にコミュニケーションを図れるよう、組み替え自在なムーン型テーブルや丸椅子を配したセンターカンファレンス。窓際には一人で過ごせる空間も確保。

大阪国際がん・待合間接照明が落ち着いた雰囲気を演出する外来待合には、シンプルなデザインのロビーチェアを採用。