日本赤十字社 高知赤十字病院

県指定の災害拠点病院として、機能を強化して移転新築。

高知赤十字・外観

施設概要

所在地
高知県高知市秦南町一丁目4番63-11号
オープン
2019年5月
建 物
地上8階
診療科目
28科目
病 床
402床
設 計
久米設計・ASA設計事務所設計共同体
施 工
大林・和特定建設工事共同体

 広域的な災害拠点病院としての役割を果たすため、南海トラフ地震が発生した場合でも一時的な浸水にとどまるであろうと予測される地域に移転した高知赤十字病院。新病院は免震構造を採用し、自家発電装置や給水設備など非常用設備を強化するとともに、屋上ヘリポートを整備して災害対応力を高め、救急医療の充実を図っています。
 また高度な診断技術でがんの早期発見・早期回復・再発防止を目指す内視鏡センターや、県内初の女性専用フロアも開設。女性専用フロアは、陣痛から分娩後まで家族と過ごせるLD室を新設した産科病棟と、スタッフも女性のみの女性病棟で構成されています。専門外来(ペースメーカー、禁煙、糖尿病、リウマチ、乳腺・甲状腺、創傷)や、看護師が相談を受ける看護外来(フットケア、禁煙、ストーマ、がん看護、助産、母乳)も充実させました。さらに入退院などの手続きや相談対応を一元化して行う「患者支援センター」を開設し、利用する方々の利便性の向上にも力を注いでいます。

高知赤十字・病棟のんびりと景色を楽しめるよう、病棟の廊下にもチェアと小テーブルを配置。

高知赤十字・待合多方向から座れる赤いベンチや、ゆったり寛げるチェアなどをランダムに配した2階待合。

高知赤十字・職員スペース職員の食事や休憩、ミーティングなど多目的に使えるホール横のオープンスペース。災害 時には、ホールと共に活動拠点となる。

高知赤十字・医局ラウンジ打合せができるハイテーブルと、ゆっくり過ごせるソファー席で構成した医局ラウンジ。

高知赤十字・病室眺めの良い特別室。患者さんも見舞客も快適に過ごせるよう、家具をレイアウト。