照明デザイナー 石井幹子氏、ローム株式会社、株式会社岡村製作所「次・オフィス ライティングシステム(THE Office Lighting System)」を共同開発

製品・サービス オフィス
2009年7月16日 ※記載内容は発行時のものです

照明デザイナー 石井幹子氏(株式会社 石井幹子デザイン事務所代表、東京都渋谷区)、ローム株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:佐藤 研一郎、以下「ローム」)、および株式会社 岡村製作所は、「次・オフィス ライティングシステム(THE Office Lighting System)※1」を共同開発いたします。
ライティングデザインの第一人者である石井幹子氏によるコンセプトに基づいて開発を進めている「次・オフィス ライティングシステム」は、サーカディアンリズム※2に則った照度変化や、1日の時間に合わせた色温度変化をオフィス空間に実現。年間365日、日ごとの変化に即したナチュラルな照明で、人に優しく、快適に作業できる空間づくりを目指した画期的なライティングシステムです。

「次・オフィス ライティングシステム(THE Office Lighting System)」概要

・サーカディアンリズムに則った照度変化や、1日の時間に合わせた色温度変化をプログラミングにより自動調光し、無線でコントロールします。
 年間365日、日ごとの変化に即したナチュラルな照明で、人に優しく、快適に作業できるオフィス空間づくりを目指した画期的なライティングシステムです。
・照度、色温度の変化をコントロールしやすいLEDライトを採用しています。省エネルギー、長寿命、水銀レスと、環境にも配慮した照明システムとなっています。
・オフィス家具へ直接照明を組み込むタイプの照明システムです。
天井照明の位置に束縛されず自由にレイアウト変更ができるため、ワーカーが作業する上で最適な照明環境に容易に調整することが可能です。
・この照明システムを具現化するために、全体の照明デザインを石井幹子デザイン事務所が担当、またLED照明およびコントロールシステムをロームが、照明器具を組み込むオフィス什器のデザイン・製作を岡村製作所が担当いたします。
・経済産業省が推進する「クリエイティブ・オフィス※3」。岡村製作所では、知識創造活動を誘発する「アクティブワークプレイス※4」を提唱しており、その実験・検証の場として「オフィスラボ」を本年9月17日に開所予定です。そこへ「次・オフィス ライティングシステム」を導入し、その効果を検証してまいります。


【脚注】

※1 次・オフィス ライティングシステム THE Office Lighting System
このライティングシステムのキーワードである、「Total」「Healthy」「Ecology」のイニシャルより名付けられました。
※2 サーカディアンリズム
人間は脳内にある体内時計からの指令に従って朝に目覚め、日中は活動し、夜に眠るというリズムを周期的に繰り返しています。自然環境に適合したこの約1日周期のリズムを「サーカディアンリズム」といい、ワーカーの活動にも影響を与えています。
昼夜逆転の生活など、身体機能のサーカディアンリズムと生活の周期がうまく合わないと、人は体調を崩してしまいます。一方で、サーカディアンリズムをうまく利用することで、より効率的に仕事をこなせるようになります。1日のうちの人体機能のピークを知り、感覚機能を活性化させることが大切です。
※3 クリエイティブ・オフィス
組織や個人の創造性を最大限に発揮するための働き方に適した場を指します。
現在、経済産業省と(社)ニューオフィス推進協議会を中心に、「クリエイティブ・オフィス推進運動」が展開されています。
※4 アクティブワークプレイス
「クリエイティブ・オフィス」に基づいて、岡村製作所が独自に提案している考え方。
集中して思考を整理する。また、ワーカー同士が交流し、発想や知識を共有しながらアイデアをかたちにしていく。この“集中と交流”のスパイラルアップにより創造性を活性化させていくというものです。

「次・オフィス ライティングシステム(THE Office Lighting System)」イメージ

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