東京ベイ・浦安市川医療センター
地域で最もニーズの高い4つの分野の充実を図りました。
施設概要
- 所在地
- 千葉県浦安市当代島3-4-32
- オープン
- 2012年4月
- 建物
- 地上8階、地下1階
- 診断科目
- 18科目
- 病床
- 344床
- 設計
- 株式会社 内藤建築事務所
- 施工
- 株式会社 フジタ
2012年4月に新病棟がオープンした東京ベイ・浦安市川医療センター。浦安市・市川市の地域医療の中核的な役割を担うことを目指して、この地域において最もニーズの高い分野である、高齢化に対応した医療・救急医療・小児医療・周産期医療の4分野の充実を図りました。
高齢化への対応としては、高齢者の罹患の多い領域の強化をはじめ、施設のバリアフリー化やアメニティの向上に配慮。救急医療では、手術室、ICU、CCU、HCUなどの中心的機能を一つのフロアに集約し、様々なケースに迅速に対応できるようプランニングしています。小児医療では重症新生児室を10床設置、外来・病棟それぞれにプレイルームも設けました。また若年層人口が多い地域性を踏まえて産婦人科を充実させ、地域の周産期医療の拠点となることを目標としています。
スタッフステーションには、機動性が高く、清掃しやすいナースカートを導入。支柱のカラーを、病棟ごとで異なる壁面のカラーとコーディネイト。
産婦人科病棟の「LDR」には、家族の宿泊も想定したソファベッドを装備。
健診部門の待合室には、高級感のあるデザインのロビーチェアを採用し、落ち着いた雰囲気を演出。
外来の待合ホールは、木目のバックシェルが特長的なロビーチェアを採用、肘の隙間を塞ぎ、子どもが頭を挟まないように配慮した。曲線のソファや、座り立ちが不自由な患者さんのためのハイシートスツールなど、様々な特性をもったチェアを複合的に配置。
外来の待合室は、通路スペースが充分に取れるようコンパクトなロビーチェアを選定。人が居ないときでも寂しい雰囲気にならないよう、2色の張り地を交互に配置した。
子どもがリラックスして過ごせるよう、壁面にアートを配した小児科待合。安全性の高い張りぐるみのユニットソファを選定、優しい雰囲気のカラーを診療科目ごとに張り分けている。
