OFFICE[オフィス]ヤマトシステム開発株式会社 豊洲オフィス

必要な場所を自由に選んで使いながら新しい価値を生み出すオフィス

ヤマトシステム開発オフィスの中に、リラックスできるカフェがあったら...。そんな要望を実現した「クロネコカフェ」が執務エリアの隣にあり、扉を開けてすぐにアクセスできる。仕事を一切持ち込まずにリフレッシュできる空間である。

業務プロセスを効率化しシナジー効果を高める

クロネコヤマトで知られるヤマトグループの宅急便システムを設計・開発し、30年以上にわたって安定運用・維持管理しているのが、ヤマトシステム開発株式会社である。現在、システム開発はもちろん、さまざまな企業の「業務プロセス効率化パートナー」として、ビジネス環境の改善をサポートしている。

これまで、企業の成長に伴って人員が増え続け、最近ではおよそ2年に一度ずつ、300坪レベルのオフィスを新たに設けてきた。その結果、以前に主な拠点としていた東陽町界隈だけでも4つに分かれていた。これらを集約して、2011年4月に豊洲へ移転したのである。

ヤマトシステム開発では、提供するソリューション・サービスごとに組織が事業部門として分かれており、それぞれの事業部門の中に、営業担当、開発担当がいる。そのメリットとして大きいのはスピード感であり、ワンストップで、とにかく決定が早い。ところが逆に部門の枠を超えた営業同士、開発同士の連携が弱く、ノウハウが共有できないという悩みがあった。これをなんとか解決したい。

その思いから、新しい本社は2フロアオフィス、4Fを開発、5Fを営業のフロアとすることで、同じ職種同士の情報やノウハウを共有し、コラボレーションを生み出そうと考えた。事業の効率化とともに、部門を超えて協力しながら働くとのできるオフィスを目指したのである。

4F・5Fともに、執務エリアを囲むように、コミュニケーションエリアを配置。打ち合わせや共同作業、気分転換などに活用できるさまざまな場が設けられている。これらを必要に応じてタイムリーに使い分けることで、自分たちの「業務プロセスを効率化」できる。

また、メイン動線の交わるポイントに、情報発信の場「インフォメーションスポット」、さまざまな使い方のできる「コラボエリア」「コラボカフェ」 などのマグネットスペースを配置。偶発的な出会いとコミュニケーションを促すことで、部門間の交流や情報共有をはかり、シナジー効果を高めている。

ヤマトシステム開発 執務エリア全景。色によるエリア分けがなされている。全体が一目で見渡せるオープンなオフィスでは、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが活性化している。中央に見えるのが「インフォメーションスポット」、ワークステーションの隣にある箱状の個室が「ミーティングボックス」である。

ヤマトシステム開発「インフォメーションスポット」と呼ばれる円柱状の空間から、デジタルサイネージを用いて社内情報を発信。ここから、フロアの角に配置された「コラボエリア」へと続く斜め動線が執務エリアを貫き、偶発的な出会いを誘発する。

ヤマトシステム開発立ち姿勢で打ち合わせを行う「ミーティングボックス」。新しいワークスタイルは、業務の効率化に対する意識を着実に高めている。

ヤマトシステム開発窓側はコミュニケーションエリアとして開放された。すぐに動かせるよう、キャスター付きの什器が採用され、誰でも思い思いに利用することができる。

自由と積極性の足あとを刻む

フロアの角には、それぞれにインテリアや機能の異なる「コラボエリア」と呼ばれるスペースが用意された。壁には覗き穴があり、遊び心と楽しさにあふれている。

「オフィスの中で、自由にやっていいよと言葉で言われても、どこまでやっていいのか? と考えると思うんですね。でも、『コラボエリア』や『コラボカフェ』があって、そこにネコの足あとが隠れたりしていると、会社の本気が見えると思うんです。そこまで自由な発想でいいんだ! 挑戦してみてもいいんだ! と、積極的な一歩を後押ししてくれる。そこからきっと、新しい動きが生まれてくると思います」(人事戦略室チーフ・橋口智幸氏)

ワークスタイル改革にしっかりと踏み込んだオフィスは、みんなの笑顔とともに、豊かに花開いているようだ。新しいオフィスに入居してから実施した全社員対象のES(従業員満足度)調査でも、オフィスに対する満足度が高いという結果が出ている。しかし、本気の挑戦は、まだまだはじまったばかり。きっとこれから、もっと多くのうれしい足あとが、このオフィスに刻まれていくのだろう。

ヤマトシステム開発「コラボカフェ」は無線LANに対応。PCを持ち 込んでの打ち合わせも気軽に行うことができる。

ヤマトシステム開発

ヤマトシステム開発左/「コラボエリア」の壁には、覗き穴があり、ネコの足あとも。自由に発想し、自由に楽しみ、自由にチャレンジする新しいオフィスがここにある。
上/大人数での打ち合わせにも、各コーナーに分かれた少人数の打ち合わせにも対応できる、ユニークな形状の「アメーバテーブル」。この エリアでは、靴を脱いで開放的になれる。

DATA

所在地
東京都江東区豊洲5-6-36
SIA豊洲プライムスクエア4・5F
オフィス対象面積
5,960m2
オフィス対象人員
900名
インテリア竣工
2011年4月
オフィス設計・デザイン
岡村製作所
金 幸博、中野 香織
  • bp vol.3掲載(2011.07発行)