日進月歩で技術が進化し、私たちの身の回りにはますます高度な機能を誇る製品が登場しています。しかし大切なのは、すべての人が使って目的を十分に果たす事。機能が高度化し複雑な操作を要求する製品では、高齢者やケガなどで従来通りの操作が困難な方々などさまざまなユーザが、製品の持つ機能を十分に活用できないかもしれません。
一方、生産性、クオリティ向上のために多様な人材の雇用と多様なワークスタイルの提供が今後の必須課題であるオフィス環境では、ユーザの多様性(diversity)はますます拡大していくでしょう。誰もが求める豊かな暮らしを実現するには、年齢、性別、体格、能力の違いなど、幅広い多様性を示すユーザが人間性(humanity)や人間の尊厳(dignity)を損なうことなく、その製品の機能を十分に、快適に利用できることが必要です。
オカムラではユニバーサルデザインの提唱者ロナルド・メイス氏のUD7原則に、当社で永年培ってきた考え方を融合し、真に価値ある製品の提供を行います。そして「誰もが豊かさを実感できる環境」創りに取り組んでまいります。