

木材を使用するメーカーとして、森林生態系に配慮した事業活動を推進しています。
森林の適正管理と生態系の保全に
貢献する木材利用とオフィスのご提案
オカムラは、2009年10月に定めた「オカムラグループ 木材利用方針」に基づき、森林資源の持続的な利用と生物多様性の保全に寄与する木材利用を推進しています。
オカムラグループでは、オフィス家具や学習家具、店舗用什器などをはじめとするさまざまな製品に木材を使用しています。2010年度、オカムラグループの原材料投入量の約8%が木質材料です。そのうち11%が無垢材や合板など「原木を材料とする木質材料」で、89%が間伐材、廃木材、未利用材およびその二次加工品である木質繊維材(以下、MDF)、パーティクルボードなど「原木を材料としない木質材料」です。
オカムラグループの木材利用状況

森林生態系の保全や地球温暖化問題が重要な課題となる今、2009年10月に「オカムラグループ 木材利用方針」を策定し、森林資源の持続可能な利用と生物多様性の保全を推進することを明文化しました。
オカムラグループは、木材利用方針に基づいた製品開発をするとともに、お客様にそれらの製品を用いたオフィス空間のご提案をしています。
オカムラグループは、木材利用方針で掲げた「利用を拡げる木材」を積極的に活用し、森林資源を持続的に利用していきます。
■「木づかい運動」と間伐材を使用した製品の開発
「植える→育てる→収穫する→上手に使う」という森林のサイクルを循環させることで、CO2をたくさん吸収する豊かで健全な森林が育成されます。

オカムラは、森林の健全な成長を促すために伐採された間伐材をMDFに加工して、主力製品に利用しています。MDFを芯材として利用することで、木材の弱点であるソリや割れを克服し、通常のオフィス什器と同性能、かつ量産品にも展開しやすい方法で、国産間伐材の利用拡大を図っています。

また、製品をご購入いただいたお客様に、「国産間伐材使用証書」を発行しています。お客様の製品購入が具体的にどれくらいの面積の間伐に貢献したかを見ることでき、お客様の環境意識向上にも貢献しています。2010年1月には、こうした取り組みが評価され、林野庁長官より「木づかい運動感謝状」を拝受しました。

国産間伐材使用証書

贈呈式の様子

オフィスシステム「Proselva(プロセルバ)」と「PROSTAGE CREST(プロステージクレスト)」において、100%国産間伐材※を使ったMDFを天板に採用しています。
また、オフィスデスクの主力製品である新型スタンダードデスク「ADVANCE(アドバンス)」のオプションミーティング用サイドテーブルにも同じく採用しており、今後も積極的に当社の各デスクシリーズで導入し、拡販を行います。
※ 東日本大震災で、素材供給元のメーカーが被災したため、2011年8月現在、同等の代替品を提供できるよう各方面に調整中です。

オフィスシステム「Proselva」

オフィスシステム「PROSTAGE CREST」

新型スタンダードデスク「ADVANCE」
■認証材・地域材を使用した製品開発
オカムラは、2010年6月に信頼ある森林認証マークであるFSC認証(CoC認証)を取得し、FSC認証材を使用した製品を開発・販売しています※。FSCとは、Forest Stewardship CouncilTM(森林管理協議会)の略称で、適切に管理された森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際的な森林認証制度の機関です。2011年1月には当社の代表的な会議テーブルである、「RATIOUシリーズ」をFSC認証材を使用したものに改良し、発売しました。
※ FSCトレードマークライセンスコード FSCTMC092797

会議テーブル 「RATIOUシリーズ」
国産材・地域材を積極的に活用することは、山村の経済を活性化し、健全な森づくりのサイクルをつくります。オカムラは、地域ごとの森林組合や加工業者と密に連携し、利用の最適化を図っています。2011年1月には、住友林業(株)の社有林「紋別の森」のミズナラ材を集成材に加工し、使用した会議テーブル「4L76シリーズ」を発売しました。また、現在も国産材・地域材の積極的な利用展開をめざし、素材の研究から製品の開発、サプライチェーンの構築などに全社で取り組んでいます。

会議テーブル 「4L76シリーズ」
オカムラグループでは、毎年使用する木材の樹種、取扱量、原産地を調査・把握し、木材利用方針であげた「利用しない木材」の取扱量を減らす取り組みを推進しています。

取扱樹種実績より、調達量の多い「ラワン材」から優先的にサプライチェーン調査を開始しました。また、NGO等との協議を通じて、原産国ごとの違法伐採リスクを把握し、その低減に努めていきます。
* JOIFA:日本オフィス家具協会
オカムラは、生物多様性の推進や森林保全などのアクション全般を象徴して「ACORN(エイコーン)」と命名しました。ACORNは“どんぐり”の英語名です。
そのアクションプラン1に「木材利用による森林健全化」を掲げ、オカムラの生物多様性への取り組み、特に持続可能な木材利用による森林健全化への取り組みなどをわかりやすくカタログにしました。お客様をはじめとしたステークホルダーの皆様に木や木材に関する知識や、この取り組みをご理解いただき、製品を広く展開することで、森林健全化にむけた活動を行っています。
これからも生物多様性にむけたアクションプラン2、アクションプラン3と継続的に取り組みを続け、生物多様性にむけたアクションをステップアップさせていきます。

ACORNカタログ
C・Wニコル氏が理事長を務める「アファンの森財団」は、長野県飯縄山麓にある29.7haの荒廃した山林をトラストし、森の生態系の再生をめざしています。すでに25年に及ぶ再生活動により蘇った森では、地域的に絶滅が危惧されている動植物が戻りつつあります。森林保全活動を通じて広く自然の役割を普及啓発し、自然共生社会づくりをめざしています。オカムラは、新たにオープンした「アファンセンター」のコンセプトに賛同し、アファンの森の間伐材を使用したオフィス家具を設計、製作しました。納品されたオフィス家具は、「アファンの森」での森づくりの一環で間伐したカラマツを加工して製作したものです。
オカムラは2011年1月、生物多様性の取り組みをより一層実践的に展開するため、一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団とオフィシャルスポンサー契約を結んでいます。現在、地球上の生物多様性が重視される中、生態系の崩壊により種の絶滅が叫ばれています。オカムラは一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団の活動を支援するとともに、従業員がアファンの森で実際に活動することでエコマインドを育て、生物多様性にむけたオカムラのアクションのさらなるステップアップをめざします。

アファンセンター
アファンの森に隣接するアファンセンター。建築に使用された木材はすべて国産間伐材を使用。接着剤や合板を使わず「土に還る」材料にこだわるなど、100年後も森とともに循環する建物を具現化しています。

アファンの森
1986年よりC・Wニコル氏が長野県の飯縄山麓の荒廃した土地を買い取り手入れを始め、現在は財団の森に。「森の生産性」、「生物の多様性」、「生き物たちの共生」を指針として森林保全活動を進めています。
センター内の事務室・デッキ・書斎に納品されたオフィス家具のうち、オフィスシステム「アプションフリー」、オフィスシステム「プロセルバ」シリーズのテーブル、パーソナルテーブル「ライズフィット」は、アファンセンターに隣接するアファンの森から伐採された間伐材を使用して製作しました。


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