ホースロギング映像

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ホースロギング映像

KURAカタログ

Introduction C.W.ニコル氏からのメッセージ

私とオカムラさんとの出会いは、2010年。

長野県黒姫にアファンセンターを建てたときに、我々の森から間伐したカラマツを使い家具をつくってもらったことがきっかけです。それ以来、東日本大震災の復興支援として「森の学校づくり」プロジェクトを行うなど多くの時間をともに過ごし、絆を深めてきました。

2012年、私たちアファンの森財団は、アファンの森に隣接する暗く密集した人工林の新しくて健全な管理手法を探るために林野庁と契約を結びました。

立木を傷つけたり、大型の重機で地面にダメージを与えたくなかったので、間伐したスギの木を運びだすのに、馬を用いることにしました。

そうして切りだした木をムダにしないために、オカムラさんに有効活用できないかお願いしてみました。スギは美しくやさしい風合いをもつのですが、家具にするにはやわらかすぎる。しかし、彼らは意欲的に取り組んでくれました。

オカムラさんは、馬具の鞍をイメージしたユニークな、木とスチールのハイブリッドデザインを思いつきました。軽くて座り心地がいいのはもちろんのこと、実用的なアイデアもあります。アパートやゲストルームがせまく、来客のための家具を置きにくい場合でも、積み重ねて置いておけるし、持ち運びもしやすい。

当初、多くの人から実現するのは難しいといわれました。しかし、オカムラさんは、見事にカタチにしてくれました。いま、残された木々は丈夫に成長し、森の地面には植物が生えてきています。これは本当に、森林や野生動物ばかりでなく、自然全般に利益をもたらしてくれる作品だと思います。とても感謝しています。

アファンの森財団 理事長 C.W.Nicol

C.W.ニコル氏が理事長を務める「アファンの森財団」。
2012年に、長野にある国有林の管理をまかされ、手入れをはじめました。
切りだした間伐材を、森にやさしい手段で運びだそうと、こだわったのは、伝統技術「馬搬(ホースロギング)」を活用すること。
それらの木をムダにしないよう託され、岡村製作所がつくった家具。
それが、「ホースロギングファニチャー“KURA”」です。
木をつかうことが、森の経済を循環させることにつながる。
日本の森の一部である人工林を、健全化するためのプロジェクト。

Afan

森林再生に取り組みつづける、「アファンの森財団」の想い。

いちど人が手を入れた森は、手を入れつづけなければ荒廃してしまいます。
日本の国土の約68%は森林であり、そのうち約40%が、人の手が必要な人工林。しかし、その多くが放置されてしまっているのが現状です。
豊かな自然を取りもどし、心豊かな日本をつくりたい。そんな想いで、C.W.ニコル氏が理事長を務める「アファンの森財団」は、長年にわたり森林再生に取り組んできました。2012年には、長野県黒姫の「アファンの森」に隣接する、約27haの国有林を整備する協定を林野庁とかわしました。環境調査をしながら間伐などの手入れを行い、健全な人工林を育てる手法を模索しています。
混みあった木を切ることで地面まで光が届けば、下草が花を咲かせ、その花に昆虫たちが集まり少しずつ命の環がもどってくる。残された木々にとっても、1本1本に十分な陽があたり力強く成長できます。「森をよみがえらせる」という想いから、切りだした間伐材は、馬で運びだすことにしました。
約30年前、荒廃していく日本の森に危機感を覚え、私財を投じて少しずつ土地を買い足し、森の手入れをつづけているC.W.ニコル氏。
人が愛情と知恵と情熱を注げば、森はよみがえる。森への想いが、そこにはある。

「アファンの森財団」とは・・・


長野県の黒姫にある「アファンの森」。そこを拠点に、放置された里山や人工林を地域本来の生物多様性に富んだ森によみがえらせるための活動を行っている。C.W.ニコル氏が、再生活動を行う決意をさせたのが、生まれ故郷ウェールズでの取り組み。荒れ果てた炭鉱の跡地が、有志による運動によって“アファン森林公園“としてよみがえったこと。それにちなんで”アファンの森”と名づけた姉妹森としての協定も結んでいる。
一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団 http://www.afan.or.jp/

森にやさしい伝統技術「馬搬」を、間伐材の搬出に活用しました。

馬は、歩きやすい道を知っています。森のなかで、人から間伐材を託されると、馬はじぶんで歩く。目的地まで先に行き、待っていることさえあるそうです。人と馬が一体となって、森から木を運びだす「馬搬(ホースロギング)」。日本の森で昔から行われてきた、自然に寄り添う林業技術です。
馬が歩くと適度に耕され、山菜がよくとれる。そう言われることもあるように、「馬搬」は森にやさしい手段。車体の重い重機に比べると、地表へのダメージは極端にすくない。新たに作業道をつくる必要もなく、小回りがきき、立木を傷つけることもほとんどない。重機が入れない斜面や、いりくんだ森林でも活躍できる。斜度25度くらいまでなら、馬が引ける。そして、森にやさしいだけではありません。日本で一般的に行われている小規模林業において、「馬搬」は手間やコストの面でも有利なことが多いのです。
ほんの数十年前まで、日本各地の森林であたりまえの光景だった「馬搬」。その技を受け継ぐ人は、いまでは岩手県遠野市に残るだけどなり、名手2人も高齢化してしまいました。そこで若者たちが立ちあがり、行政や森林組合、NPOなどとともに「遠野馬搬振興会」を設立。「馬搬」の普及や啓発に取り組んでいます。これらの活動を応援し、PRすることを目的に「ホースロギングファニチャー“KURA”」は誕生しました。スツールに、森と馬への想いを込めて。

「馬搬(ホースロギング)」とは・・・


人と馬が一体となって、森から木を運びだす昔ながらの伝統技術。馬と運ぶことで、森をいためることなく作業でき、森を守ることにつながる。日本でも数十年前まではあたりまえの光景だったが、その技術を受け継ぐ「馬方」は、もう数人しか残っていない。岩手県「遠野馬搬振興会」では、「馬搬」をつぎの世代に受け継ぐために、さまざまな活動に取り組んでいる。

ACORN

木材利用を森の健全化につなぐ、「ACORN」というアクション。

木製家具は、広葉樹などの固い木材をつかうのが主流です。しかし今回、あえて柔らかいスギ材で、デザイン性と機能性にすぐれた家具に挑みました。森林管理と馬搬のたいせつさを広く知ってもらうために、多くの人がふれられるモノにしたい。その想いを、オカムラのACORN活動act-1、act-3として実現させました。
オカムラがつくる以上、デザイン性も機能性も、どちらも完成度の高い製品にしたい。幾度となく議論や検討を重ねながら、理想のカタチを追求する日々はつづきました。美しく繊細なフォルムを実現しつつ、スツールとしての強度もしっかりと確保するために。たどりついたのは、スギだけではなくスチールを併用した、木金混合のハイブリッド仕様とすることでした。長く使ってもらうことを理想とするからこそ、品質にこだわりぬくこともまた、使命。デザイン性と品質を兼ね備えたスツールができあがりました。「馬搬」の普及・啓発のPRにつなげるべく、馬をイメージしたフォルムとしています。欧州では、蹄鉄のカタチは幸運を呼ぶしるし。「U字型で幸運を受けとめ、やってきた幸運を逃さないように」。そんな想いを込めて、金属パーツの一部に蹄鉄のマークをあしらいました。売り上げの一部は、森林再生に役立てます。家具づくりが、森づくりの一部になる。

「ACORN」とは・・・


岡村製作所の、生物多様性にむけたアクションのこと。環境に配慮した木材利用を通じて森林の健全化に取り組む、act -1「木材利用による森林の健全化」。従業員の意識向上を図る、act-2「自然環境に学ぶ」。そして、act -1とact -2を社会へ広げていく、act -3「環を広げる」。これら3つのアクションプランを設定し、継続的な取り組みを進めるとともに、アクションをステップアップさせている。
> ACORNスペシャルページ

申し込み

スギはやわらかい風合いをもつ反面、割れやすい性質をもつ。
しかも、手入れの行き届いていないところで育った木は細く、枝が多いぶん節もたくさんあり、扱いがむずかしい。
そんな、家具には向かないスギの間伐材をつかって、どうやって洗練されたデザインに仕上げていくか。
たどりついた答えは、スチール材を併用することでした。
「木金混合」の思想のもと、ふだんから長く使える家具を志向する岡村製作所らしい発想といえるかもしれません。
スギのぬくもりとスチールの強さを兼ね備えた、繊細なフォルム。
それはまさに、“スギの限界を超えた”スツールの誕生です。

寸法: W470×D409×H450mm

【商品価格(税抜)】 95,000円

使用しないときは、4脚までスタッキングできるので、スマートに置いておくことができます。

・節が混在しています。
・基材の色により、製品の色合いが変わっています。
・経年変化により、表面に多少の割れや反りが発生する可能性があります。
また、節の内部にも多少の割れが生ずる場合があります。
※上記の理由により、製品の強度に支障をきたすことはありません。

1.「鞍」をイメージした、独特のフォルム。
馬具のひとつ、「鞍」をイメージしてデザインしました。脚のフォルムも、馬の脚を感じさせるものに。

2. U字の「蹄鉄」は、幸運のモチーフ。
ご購入いただく方の幸運を願い、欧州では幸運のしるしである「蹄鉄」の紋様をあしらいました。

3. 「馬搬」で運んだ木の証。
馬が木を引くデザインの焼き印は、「馬搬(ホースロギング)」で運びだした木である証。

4. 「Afan」の焼き印を、さりげなく。
アファンの森財団が管理している人工林の材であることを示す焼き印も入っています。

5. 三層構造で、しっかりと耐久性を確保。
座面の内側にもスギを使用。耐久性確保のため、異なる三方向の木目の材を重ね合わせています。